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修論がやばいときの対処法。修士論文を終えたばかりの大学院生のアドバイス

「修論終わる気がしない」
「こんな修論で卒業できるのか」

とにかく「修論がやばい!」

この悩みは、修士論文に臨む方の多くが通る道だと思います。

私もいざ修論を書こうと思っても、

「何をすればいいか分からない」
「どんな研究データをどの順番で載せるべきなのか」
「そもそもこのデータで修論書けるのだろうか」

など、非常に悩みました。

それでも、なんとか修論を無事に書き終えることができました!

これで長かった修士もようやく卒業です
しょうた


今回は修論に悩む方に向けて、

本記事の内容

  • 修論がやばいときの対処法
  • 修論を書くときの心構え

を紹介していきます。

「もう無理だ」と諦めてしまう前に、対処法を実践すれば卒業に向けて進んでいけます!


修論がやばいときの5つの原因別対処方法

みなさんが悩んでいる原因別に、その対処法を説明していきます。

修論がやばくなる原因の多くはこの5つです。

  1. 修論に載せるデータが揃っていない
  2. 修論タイトルが決まらない
  3. どのように書けばよいかわからない
  4. 締め切り期日に間に合わない
  5. 書く気が起きない

どの原因でも、現状の課題を捉えることで必ず解決に向かっていくので、安心してください。


修論に載せるデータが揃っていない

この悩みは、理系の実験系研究室の方が陥りやすいです。

論文である以上、最終的には何か「新規性」を主張する必要があります。

しかし、データが出ていないと新規性の主張はなかなかできません。

「何か新規性を主張したいのに、そのためのデータがなくてやばい!」

というのはよくある話です。


データは一朝一夕では出ないので、修論提出まで時間がない方は、大きな不安を抱えることと思います。

しかし、この悩みの場合、「どんなテーマで論文を書くか」などの大枠は定まっていると言えます。

対処法としては、結果が出なくても「さまざまな検討を行った」「◯◯に向けた研究をさまざまなアプローチから行った」などの内容を書いていれば、修士の卒業には問題ありません。

そのため、大変ではありますが、試行錯誤しながら手を動かしてデータを集めましょう。


実を言うと、修士論文は「努力賞」と言われています。

手を動かして、「大学院生活でいろいろ試行錯誤した」という証拠を見せるのが重要なのです。


修論タイトルが決まらない

タイトルが決まらないのは「何について論文を書けばいいかわからなくてやばい!」という悩みです。

「研究はいろいろやっていたけど、最終的な終着点が分からず、テーマが決まらない」なんてこともしばしばあります。

今後の方針が見えない場合は、一人で決めずに指導教員に相談しましょう。


単純に、論文タイトルをどうすればいいかだけ迷っている方は、できるだけ研究で行ったことを全体的に表せるタイトルにすると、のちのち書きやすくなっていきます。

あまりにタイトルを限定的にしてしまうと、予備検討などの関連が薄い部分の検討が載せにくくなり、論文のストーリーが崩れやすくなるのでご注意ください。


どのように書けばよいかわからない

そもそも「どのように書いたら分からなくてやばい!」という悩みも、実は多いです。

例えば、参考文献や図表番号の挿入方法、TeXを用いる場合は「コマンドの使い方がわからない」など、いざ書こうと思ってもやり方が分からず、なかなか書けなかったりします。

この場合は、先輩の修士論文を参考にしたり、いっそのこと先輩の修士論文をテンプレートとしてしまうなどで対応できます。


この悩みを持つ方は既にデータがあって「後は書くだけ」という段階だと思うので、焦ったり、絶望するほどではありません。


締め切り期日に間に合わない

「このままいくと提出期限に間に合わずやばい!」という悩みです。

この段階であれば、逆にあとは「書き切るだけ」というところまで来ていると言えます。


修士論文などはクオリティを突き詰めればキリがありません。

そのため、締め切りが間近であるならば、クオリティは一旦気にせずに、とにかく書き上げましょう。

最悪、一つの図に対して一言でも書いてあれば、受理されることがほとんどです。


一方で、章のタイトルが書いてあるのに一言も書いていなかったりすると、そもそも受理されなかったりするので注意が必要です。

そうせざるを得ないなら、もう章自体無くしてしまった方が良いです。


書く気が起きない

多くの方が経験するのは、「書く気がしなくてなんとなくやばい!」という悩みです。

修論を書くイメージが漠然としていて、何からやっていいのかわからなかったり、修論に取り組む時期が年末年始と被っていたりすると起こります。


修論の執筆は長丁場となるため、なかなかゴールが想像できません。

対処法としては、この後の「修論を書くときの心構え」でも紹介していますが、短期的な目標を立てて毎日コツコツ進めることを心がけましょう。

とりあえず1行でもいいから毎日書く。

それくらいハードルを下げてもいいので、修論と向き合う回数を増やすとそのうち自然とやる気が起きます。


修論を書くときの心構え

修論はすごく長い文章を書いたり、分かりやすい図を作成したり、ストーリーを考えたりしないといけないので、長期戦になります。

そんな長期戦でダレないためにも、修論を書く際の心構えを5つ紹介します。

  1. 余裕を持ってスケジュールを考える
  2. できるだけ毎日コツコツ進める
  3. バックアップをしっかりと取る
  4. 息抜きを忘れない
  5. 体調管理に気をつける


余裕を持ってスケジュールを考える

まずは、修論を書くときには、提出期限がいつなのかをしっかり把握しましょう。

提出期限が曖昧だと、なんとなくまだ大丈夫だろう。という根拠のない安心感が出てしまいます。

できるだけ苦労せずに書くには、期限を調べてどのペースで書いていくのかのスケジュールを立てることが重要です。


修論執筆は期間が長く、途中で風邪をひいてしまったり、パソコンやファイルの故障・破損によって想定外のトラブルが起こる場合もよくあるので、余裕を持って書き始めましょう。


できるだけ毎日コツコツ進める

修士論文は書き初めの頃は、完成形がなかなか見えません。

そのため、時間的な余裕があるかも分かり辛いので、毎日コツコツ進めることを心がけましょう。

1日何ページとか、1週間でどこまでなど短期的な目標を立てることがおすすめです。


また、最初に目次を書くこともおすすめします。

目次を書くことで、短期的な目標も立てやすく、全体像も見えやすくなります。


バックアップをしっかりと取る

修論のファイルは面倒でも適度にバックアップを取りましょう。

完成目前にしてパソコンが壊れたり、ファイルが破損することが不思議なことにたびたびあります。

完成目前で消えるなんていう、最悪の事態は避けたいですよね。


可能であれば1日1回はバックアップを取っておき、内容を修正する場合は別名保存して、前のバージョンから何を修正・変更したのかを分かりやすくすると良いです。


息抜きを忘れない

修論に集中しすぎると、徹夜していたなんてこともしばしば。

ただ、徹夜などをしても集中力が落ちてきてクオリティも下がり、効率は良くありません。

そのため、適度に息抜きをしましょう。


ただ、本当にやばい時は何日徹夜してでも書き切って形にしないと卒業できなくなるので、その時は頑張ってください。


体調管理に気をつける

最後に、体調管理には十分気をつけましょう。

修論の時期は風邪が流行る時期です。

最近であれば、新型コロナウイルスの感染対策もしっかり行いましょう。

体調不良になってしまうと、修論を進めることも一苦労です。


修論という壁を乗り越えればゴールは近い

今回は修論がやばいと感じた時の、原因別対処法を紹介しました。

修論がやばいという体験は、これまで卒業してきた先輩の多くが経験しています。

しかし、大多数の方がそれぞれの対策を行って乗り越えてきました。

みなさんも、乗り越えていけるはずです!


修論を書くところまできたら、卒業までもう少しです!

体調には十分気をつけて、最後のもう一踏ん張り、頑張ってください!

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しょうた

東京の大学に4年間通い、名古屋の工学研究科物理系の大学院を今年卒業しました!趣味は海外サッカー観戦です。みなさんに少しでも参考になるような記事を書いていきます!

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