大学院は忙しいとはいえ、何をするにもお金が必要です。
「大学院って学部時代よりも忙しいって聞くけど、アルバイト出来るのかな?」
と不安に思っている方も多いでしょう。
安心してください、アルバイトはできます。しかし、大学院では大学生の時のような自由時間が少ないです。
そのため、忙しい大学院生では自分のライフスタイルに合ったアルバイト探しが大切になります。
今回は、昨年度まで比較的忙しい研究室に所属していた私が、大学院生が密かに抱えているアルバイト問題について、注意点や解決案などを紹介していきます!
大学院生のアルバイトの注意点
大学院生のアルバイト選びでは、この4つに気をつければOKです。
- 研究に影響が出ない
- 自分の生活リズムに合っている
- 時給が高い
- 融通が効く
それぞれについて具体的に解説していきます!
研究に影響が出ないバイトを選ぶ
大学院生でまず一番注意しなければならないのは、
「研究に影響が出ないこと」
です。
バイトのせいで研究が疎かになり、卒業できないなんてことがあっては本末転倒です。
学部時代では、バイトが忙しくてもテスト前に追い込めばなんとかなっていたことも、大学院の研究ではそうはいきません。
そのため、研究に影響が出ないように、
- 肉体労働など疲労が溜まる仕事は避ける
- 労働時間が長くない
- ストレスが溜まらない
の3つに気をつけましょう。
自分の生活リズムに合ったバイトを選ぶ
次に意外と大事なのは、自分の生活リズムに合っていないバイトをしないということです。
私は、「研究室に行く朝の10時くらいまでアルバイトすれば、研究もできるし、稼げるんじゃないか?」
と考えて朝からの喫茶店で働き始めましたが、比較的体力に自信がある私でも体調が良くない日が増えてしまいました。
一方で、私の同期には朝の新聞配達をそつなくこなす人や、夜勤の警備バイトをこなす人もいました。
自分の生活リズムに合っていないバイトをすると、体調やメンタルが徐々に壊れていきます。
大学院でのバイトは自分の生活リズムに合わせるように注意しましょう。
時給はなるべく高いバイトを選ぶ
大学院生はやはり忙しく、バイトに割ける時間は多くありません。
そのため、できる限り時給の高いバイトを探せると良いです。
コンビニバイトなどは多くの求人がありますが、やはり時給が低いので、研究時間の確保が疎かになりがちです。
融通の効くバイトを選ぶ
最後の注意点としては、融通の効くバイトを選ぶことです。
具体的には、学会発表や研究発表の際に、あらかじめ休みを取れるバイトなどです。
毎週の固定バイトで休みがなかなか取りづらいと、やはりこれも研究活動に影響が出てきてしまいます。
急に研究をしなければいけなくなり、バイトを休む必要が出た時に休めないバイトには注意が必要です。
注意点を踏まえた上で、おすすめのアルバイト
先ほど紹介した4つの注意点、
- 研究に影響が出ない
- 自分の生活リズムに合っている
- 時給が高い
- 融通が効く
をクリアしているおすすめのバイトはこちらです!
- 塾講師、家庭教師
- 大学でのTA(ティーチングアシスタント)
- 単発、短期のバイト
塾講師、家庭教師
大学院生にはやはり塾講師や家庭教師がおすすめです。
院生の力をいかんなく発揮でき、時給も高めです。
そして、休みが比較的融通が効くアルバイトでもあります。
最近では、オンラインでの家庭教師も増えてきており、移動時間さえも削減できちゃいます。
大学でのTA(ティーチングアシスタント)
次におすすめというより、必ずやるべきなのが大学からのTAのバイトです。
これは研究室の先輩方からの引き継ぎであります。
こちらも比較的時給が良いですし、研究をサボっているという認識が自分にも、教授にもありません。
大学で募集している場合には積極的に参加しましょう。
単発、短期のバイト
最後におすすめするのが単発、短期のバイトです。
こちらは土日などに単発でがっつり働くと、1日で1万円以上稼げて効率的です。
これほど融通が効くバイトはありません。好きな時に好きなだけできます。
単発といえども、比較的稼げるものもあります。
「シェアフル」など単発・短期バイト専門のアプリを使うと簡単に探せます!
教授からアルバイト禁止と言われていたり、研究が忙しい場合はどうしたらいい?
最後に、教授からアルバイト禁止されていたり、どうしても研究が忙しい場合についてです。
たまに、厳しい研究室ではアルバイト禁止令が出されることがあります。
「学生の生活どうしてくれるんだよ!」と思いますよね。
隠れて行うのも手ですが、本当にどうしてもという方には最後の砦があります。
それは、奨学金を借りることです。
「奨学金」と聞いて、「借金しろと言うのか」と思ったかも知れません。
しかし、大学院での奨学金は少し訳が違う場合があります。
それは条件(学会発表や学術論文執筆)を達成することで、奨学金の返済が半額になったり、免除される制度があるんです。
これを利用することで、毎月数万円のお金を手に入れるという手段があります。
とはいえあくまでも奨学金ですので、もしも借りようと考えている場合は、保護者の方や教授と相談しながら、
「この研究室は奨学金の返済の条件を満たせるのかどうか」をしっかり考えて選びましょう。
大学院生はアルバイトの負担は出来るだけラクに
今回は、大学院生が注意すべきバイトについて紹介しました。
大学院生の本業はやはり、研究活動です。
そこを疎かにしてまで、バイトに時間と労力を費やすのはやめましょう。
不安であれば、まずは自分の研究室の先輩のアルバイトを参考にしてみると良いかも知れません。
そして、それが自分の生活リズムでも大丈夫そうか計画してみてください!