ほめるって難しいですよね…。
可愛い子に安直に「かわいいね」なんて言っても、言われ慣れてて喜ばないですからね。社交辞令みたいな扱いですよね。
でも、「ほめる」って上手く使えるようになると、めちゃめちゃ得をするんです。
ほめるのが上手い人って、言い換えると、
相手の自尊心を満たすのが上手い人のことなんです。
【自尊心】
自分を優秀な者だと思う気持ち。
ほめ上手な人といると「自分がすごい人・必要とされてる人」と思わせてくれるので、相手を喜ばせることができ、気持ちよく過ごすことができます。
そして、「ほめ上手な人」のことが自然と好きになって、一緒にいたいと思うようになります。
このほめる技術は、「相手に自分を好きになってもらう」技術でもあるんです。
- 好きな人に振り向いて欲しい
- 上司に気に入られたい
- 友達と楽しく遊びたい
このように人間関係が円滑にしたい人は、身に付けておいて損はない技術です。
この記事では、
- 良い「ほめ方」に必要な6つのコツ
を紹介していきます。
ほめることの重要性
「ほめること」は人間関係をスムーズにすることだけではありません。
水野敬也さんの著書「夢をかなえるゾウ」では、このように書かれています。
人は、自分の自尊心を満たしてくれる人のところに集まるんや。
人の自尊心が満たせて、人から応援されて、押し上げられるようなやつが成功していくんや。
もし、相手の自尊心を満たすような、良い「ほめ方」ができるようになれば、
- あなたの周りに人が集まるようになる
- 人から応援される・助けてくれる
- 人生をいい方向に進める
人間関係を円滑にするだけでなく、あなたの夢や目標を達成することにもつながるんです。
成功したいんやったら絶対誰かの助けをもらわんと無理やねん。そのことを分かってたら、人のええところ見つけてホメるなんちゅうのは、もう、なんや、大事とかそういうレベル通りこして、呼吸や。呼吸レベルでやれや!二酸化炭素吐くのと同じくらいナチュラルにホメ言葉言えや!
私も、これぐらい当たり前にほめることが出来るようになりたい!と思って、人と会話する時には意識しています。
結局は練習量ですからね!相手のいいところをどんどん見つけていきましょう!
良い「ほめ方」に必要な6つのコツ
コツは、この6つです。
ほめ方の6つのコツ!
- パッと見て印象に残った部分を、すぐほめる
- 相手の気づいていないギャップをほめる
- 人生の転機を迎えている人には敬意の言葉を
- 影響力がある人には、その人のおかげで変わったことを伝える
- 相手の大事にしている心(誇り)をほめる
- 性質が違う言葉を組み合わせてほめる
これらのほめる技術は、
よないやま ももこさんの著書「ほめ活で人生すべてうまくいく」で紹介されています。
私も読んだ時、すごく納得した6つのポイントだったので、気になる方はぜひ手に取ってみてください!
パッと見て印象に残った部分を、すぐほめる
先ほど、「呼吸をするようにほめる」ぐらい当たり前に、ほめられるようになるべき!という話がありました。
この1つ目の「ほめ方」はその練習になります。
初めて会った相手に意識して「いい部分」がないか観察します。
そして、思いついたことをすぐに伝えるんです。
そうすることで、相手はあなたに対して喜びの感情が芽生えて、いい関係が始まります。
見るポイント
- 外見や身なり
- アクセサリー
- バッグ
- くつ
などを見て、相手が喜びそうなワードを言いましょう。
注意ポイント
この時、「顔が可愛い」「スタイルがいい」など安直なワードは言われて嫌な人もいるので、避けたほうがいいです。
基本的にアイテムが無難だと思います。
「そのバッグの色、今の季節に合っててオシャレだね」
みたいな感じで、相手のこだわっている部分を当てられたらバッチリですね!
相手の気づいていないギャップをほめる
相手の印象やイメージとは違う魅力を伝えましょう。
伝えるポイント
- その人自身も気づいていなかったこと
- わかっていても、あまり表に出していないこと
それを見つけてくれると嬉しいんです。
「〇〇さんって普段ノリ良くてみんなと飲みに行ってるけど、実は裏でめっちゃ努力してるよね。」
あまり、みんなには見せていない一面に気付いて、そこをほめてもらえると、
「この人は自分のことをよく見てくれているんだな」
って嬉しくなりますよね。
相手に良い意味でギャップを感じた部分があれば、伝えてみましょう。
人生の転機を迎えている人には敬意の言葉を
就活だったり、転職だったり、海外移住だったり。
人生には、大きな選択をしないといけない時が必ずきます。
そういう時に相手は、
- 不安・迷い
- 緊張
- 期待
など多くの思いを巡らせています。
そんな相手に対して、喜んでもらえる言葉は、
伝えるポイント
その選択をしたことに対する敬意を表すことです。
あなたでないと、それはできないことなんだよ。
ということを伝えましょう。
「不安かもしれないけど、新天地で頑張るあなたを私は尊敬するよ」
「海外で住むなんてすごいね!私にはできないよ!」
背中を押してあげることで、相手は自信をもって前に進むことができるようになるでしょう。
影響力がある人には、その人のおかげで変わったことを伝える
上司や恩師、先生など影響力のある人には、その「影響力を肯定する」ほめ言葉を伝えましょう。
伝えるポイント
あなたの影響で私は〇〇ような良い変化が起きました!
「ほめる」というのは、相手の自尊心(プライド)を満たすことです。
上司は部下を育成すること、先生は生徒を育成することにプライドを持っています。
そのプライドを満たすには、
「あなたの育て方で私は変わることができた」
という伝え方がベストです。
「部長のおかげで、私は仕事に対する考え方が変わりました!」
「生徒に真剣に向き合う先生を見て、私は将来先生を目指すことに決めました!」
自分の力で「相手をいい方向に変えることができた」という喜びは誰にでもあることですが、影響力のある人だとその喜びは人一倍大きいものになるでしょう。
相手の大事にしている心(誇り)をほめる
心をほめる、というのは相手が大事にしている精神的な部分を指します。
伝えるポイント
- 言葉の選び方
- 物の捉え方、考え方
- 人との接し方
精神が行動や発言に現れている部分をほめましょう。
これも、先ほど「相手に見せない部分」をほめるという技術です。
言葉や接し方は見ために現れますが、そこをちゃんと見つけてほめてくれる人はなかなかいません。
そこを見つけてほめることで、「自分の大事にしている部分をこの人は見てくれている」と好感を持ってもらえます。
「〇〇さんって、やさしい言葉遣いするよね。聞いてて心地いいなぁ。」
「〇〇くんって率先してお年寄りに席を譲るよね。そういうとこ好きだよ。」
性質が違う言葉を組み合わせてほめる
「ひまわりみたいな笑顔だね」
「静かでおとなしいのにキラキラ輝いてみえる」
意外な組み合わせの言葉でほめられると、なぜか嬉しいんですよね。
その嬉しさが、どこから来るかというと「自分だけの特別感」だと思います。
誰でも、自分だけにしかない魅力やユニークさを言われると、特別な存在のような気がしてくるんです。
それが、喜びにつながっています。
なに、それ!?もっと聞きたいんだけど!?って食いついてきたらバッチリですね!
そういう一風変わった視点でほめることができれば、より親しい関係が築けます。
伝えるポイント
その人にしか当てはまらないような、特別な言葉でほめる
毎日意識して相手を「ほめよう」
もう一度、6つのコツをおさらいしておきます!
ほめ方の6つのコツ!
- パッと見て印象に残った部分を、すぐほめる
- 相手の気づいていないギャップをほめる
- 人生の転機を迎えている人には敬意の言葉を
- 影響力がある人には、その人のおかげで変わったことを伝える
- 相手の大事にしている心(誇り)をほめる
- 性質が違う言葉を組み合わせてほめる
息をするように「ほめる」ことができるようになるためには、毎日の訓練が必要です。
相手が喜ぶポイントは、
ほめるポイント
- 周りに見せていない部分
- 大切にしているもの・こと
- 相手が気づいていない部分
- その人にしかない部分
- 相手のこだわり
です!
相手のことをしっかりと見て、その人の魅力を素直に伝えると、自然といい関係を築くことができるでしょう!