研究と並行して就職活動をしていると、本当に毎日が大変ですよね。
早期内定を獲得しておくと、就活以外に時間を使えたり、気持ちの面で楽になるなど、メリットが多くあります。
そこで本記事では、早期選考で内定を2月に獲得した私が、早期内定のためのノウハウを伝授します!
早期内定には、
- 早めに自己分析と試験(SPIなど)の対策を始める
- インターンシップの参加で企業と接点を持つ
この2つが大切です。
私の実際の体験談も時系列でお伝えしていきますので、参考になれば嬉しいです。
就活解禁前に内定を得ている人の割合
リクルートの調査によると、24卒の大学生の就職内定率は3月1日時点で30.3%と、年々増加傾向にあるということです。
つまり、選考の早期化はかなり進んでいるということですね!
人気企業はすぐに枠が埋まってしまいます。また、選考を早く始める企業も増えています。
なぜ早期選考が行われるのか
一般的に就活のスケジュールとして、3月に情報解禁、6月に選考開始~内々定を出します。
そんなスケジュールをガン無視して企業が早期選考を行う理由。
それは優秀な人材を早く獲得しておきたいからです!
企業は優秀な人が他社に取られないように色んなイベントを開き、時には選考を早めることで人材を確保していきます。
なぜ私は早期選考で就活を終わらせようとしたのか
私は学部の時点で、就活は早期でさっさと終わらせる!と考えていました。
私がなぜ、早期選考で就活を終わらせようと考えたのか。その理由は以下の通りです。
就活が早く終わることで研究に集中できる
就活が早く終われば、あとは研究に集中するだけなので、余裕を持って取り組むことができます。
研究だけでなく、留学に行ったり、遊ぶ余裕ができたりと、3月の解禁直後に就活以外のことができるようになるというのが早期選考のメリットです。
早い時期から企業とマッチングするので、トップ内定(企業にとって採用優先度が高い人物)に近づく
早期選考で獲得した内定は、優秀な人材と認定されている可能性が高く、企業にとって大きな存在になっているはず。
そのため、入社してから活躍できる可能性も大きいですし、自分の希望している仕事ができる可能性も高いといえます。
2月内定を目指した私の就活戦略
そんなこんなで早く就活を終わらせようとした私は、どのように就活をしていったのか。
私の就活スケジュールをお伝えします。
早期内定にはインターンの参加が必須
まず、お伝えしておかなければならないのが、早期内定のためにはインターンシップ参加は必須だということです(研究室内にコネクションがある人を除く)。
そのため、まずはインターンシップ参加を目指してESのための自己分析、SPI等の対策を始めましょう。
また、インターンシップ参加が選考に有利になりそうかどうかは、就活口コミサイトに情報があることが多いので、ワンキャリアなどのサイトで調査しておくことも大切です。
大学4年2月 自己分析、SPI対策を始める
私の就活は大学4年の2月に始まりました。
自己分析はとにかく早く始めるべきです!
自分の性格を把握した上で企業を探していくと、ミスマッチの可能性が低くなり早期内定に近づきます。
また、自分の人生を考えた上で、「仕事で何をやっていきたいか」など志望動機になるような部分も組み立てていくと、一気にリアルさが増していきます。
こういった自己分析は考えとともに変わっていきます。
定期的に見直すためにも、とにかく早く始めましょう。
SPI対策は、インターンシップ選考の数か月前に確認程度に解いてみて、どれくらい対策が必要か確かめるのがおすすめです!
修士1年5月 ESを書いてみて、添削してもらう
修士になると研究も忙しくなり、研究をしながら少しずつ自己分析を進めてきた5月。
6月のインターンシップ選考が始まる前に、ESの内容を考え始めました。
気になっている企業の過去のインターンシップES情報をもとに考えていきました。
インターンのES情報はunistyle
その内容を大学のキャリアセンターで添削してもらい、徐々に選考通過するための“就活ESの方程式”を覚えていきました。
修士1年6月 インターンシップ情報公開、選考を受ける
6月になるとインターンシップの情報が出てくるので、気になっている企業の情報を確認後、ESを書いたりSPIを受けていったりしました。
目標は2~3社ほどのインターンシップに参加することにし、5社くらいに絞って応募しました。
研究との両立もあったので、SPI対策もコツコツやってきたのがかなり効きました。
結果、2社のインターンシップに参加することが決まりました。
修士1年8~9月 インターンシップ参加
インターンシップでは、企業の社員がどんな働き方をしているのか、自分が入社した時を想像しながら参加していました。
夏も研究があり、学会前だったこともあり、インターンシップ前後はいつもより長時間研究室にこもることで、インターンシップとの両立を図りました。
修士1年10月 冬インターン応募
夏インターンに参加したことで、「将来どんな自分になりたいか」がより鮮明になってきました。
そんな中、興味のある職種の体験型インターンが冬にあるとのことだったので、応募してみることにしました。
冬インターンシップはその1社のみ応募し、無事合格して参加しました。
修士1年12月 冬インターン参加
夏インターンに比べて、より具体的に通勤や収入についても質問しながら、入社後の想像を膨らませていきました。
冬インターン前後も研究との両立をしながら、参加していました。
修士1年1月 早期選考の案内が来る
合計3つの選考つきインターンに参加していたため、早期選考の案内を受けました。
「この早期で決めるぞ!」と思い、企業研究やOB訪問を行いました。
また、企業の人事の方に面談をしたいと自分からコンタクトを取ったことで直接、人事社員と話す機会を得て、対策を練っていきました。
修士1年2月 選考の末、内定
選考は各企業1ヶ月くらいの期間で行われました。
早期選考は、面接の回数をあまり踏まないまま迎えることになる可能性が高いです。
早期内定のメリット・注意点
早期内定はかなり早い時期に内定が出ます。
そのことでかなりのメリットがあります。
就活に関する心配がなくなる
早く内定をもらい、それが第一志望であれば、3月の解禁前に就活が終わります。
かなり気持ちが楽になり、その分やりたかったことができる時間も増えます。
研究に集中できる
就活が終われば、研究にフルコミットできますよね。
「そろそろ結果が出てきて学会に出れそう、論文が書けそう…!」
という時に就活があると、時間もないし、指導教員との連携も取りづらいです。
大学院生にとって研究は本業なので、大きいメリットです。
しかし!!注意点もあります。
推薦書を求められる場合がある(内定したら断われない)
一部の企業では、早期選考の際には推薦書の提出が条件にあるなど、志望度によっては応募しづらい企業があります。
推薦書の効力は企業のスタンスや大学によって多少差はあるものの、内定を頂いたら基本的には断れないため、せっかく早期選考ルートに乗っても選考を受けづらいこともあります。
また、“後付け推薦”というような内々定後に推薦書を求められる場合もあります。
志望度を考慮して片方を断るしかなかったのですが、早期選考で就活を終えたい私にとっては持ち駒が減ってしまい、不安要素になりました。
大学のキャリアセンターに相談してみるなど、意見を聞くことが大切です。
インターンシップ参加は、研究室や指導教員によく思われないこともある
研究との両立は細心の注意を払わなくてはなりません。
大学の指導教員には、就職活動そのものに難色を示す方も多いです。
実際私は、「あくまで研究が第一ですよ」と、ことあるごとにアピールしていました。
早期内定には事前準備が鍵になる!
早期内定について、私の実体験をもとに紹介していきました。
まずは、
- 早めに自己分析とSPIの対策をする
- インターンシップに参加する
この2つから始めていきましょう!
早期選考を受けたい!と考えている人の参考になれば幸いです。
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