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修士1年はどのくらい忙しい?大学院の忙しさや、やっておいた方が良いことを解説!

まだ研究室やゼミに入っていない方からすると、大学院って何をしているのかも良くわからないですよね。

私も大学院生活はどういったものなのかを知らずに入学しました。

今思えば、大学院生活がどんなスケジュールで、どのくらい忙しいのかを知れていたらもっと余裕のある生活ができたのでは…?と思います。

今回はそんな私みたいな人の悩みを解決できるよう、

「実際に経験した理系大学院生活」

について紹介していきます!


修士1年は忙しい

さあ、大学院生活は忙しいのでしょうか。

結論から言うと、理系の大学院は「忙しい」です。

もちろん、研究室や指導教員によって多少の違いはありますが、基本的に大学院生活は忙しいです。


世間の多くの学生は「大学院は学生の延長」と捉えて進学しています。

しかし、これは大きな間違いで、大学と大学院は根本的に異なります。

それは学部までは「勉強」するところであったのに対して、大学院は「研究」するところだからです。

答えのある問いに対して努力するのか、答えのない問いに挑戦するかという大きな違いがあります。

そのため、学部時代にとても賢かった人が必ずしも大学院で通用するわけではありません
しょうた


また、場合によっては無給のブラック企業の社員のような生活となります…。

学生の延長と思っていると痛い目に遭います!!


修士1年生の1日のスケジュールは?

修士1年生は、学部1年生〜4年生の内容をギュッと詰め込んだような生活になります。

  • 研究
  • ゼミや輪講など研究室ミーティング
  • 講義
  • TA、アルバイト
  • 就活、インターン

ゼミや輪講とは研究室内での、「研究の進捗発表」や「論文紹介」、場合によっては「英語発表の練習」などを定例のミーティングとして行うものです。

特に研究は朝から深夜までかかることも度々あります
しょうた


また、大学院生は研究をしていてもお金はもらえません。

そのため、人によっては生活のためにアルバイトをする必要もあります。加えて、修士1年生では就活も始まります。

これだけでも、忙しいことが伝わるかと思います。

では、続いて私の実際のスケジュールを紹介していきます!


比較的余裕のある日

08:00 起床
09:30 研究室到着
09:30〜12:00 研究作業(実験/論文探し、読む/授業)
12:00〜13:00 昼食(研究室のメンバーで学食)
13:00〜15:30 研究作業(実験/論文探し、読む/授業)
15:30〜17:00 ゼミ
19:00 帰宅
22:00〜23:30 就活
25:00 就寝

これは比較的余裕のある時の平日のスケジュールです。

私が所属していた研究室ではコアタイム(研究室にいる必要がある時間)は無く、朝は比較的のんびりしながらのスケジュールでした。


特に忙しい日

07:00 起床
08:30 研究室到着
08:30〜12:30 研究作業(実験)
12:30〜13:00 昼食(学食行く時間もなくコンビニなど)
13:00〜20:00 研究作業(実験)
20:00〜21:00 夕食(学食はもう閉まっているのでコンビニなど)
21:00〜24:00 研究作業(実験)
24:00〜27:00 仮眠(もう終電も無い)
27:00〜09:00 研究作業(実験)
09:00〜 研究が落ち着いたら帰宅(これでも帰れない日も)

少し引いてしまったでしょうか笑

コアタイムが無いということは、朝いつ来ても良いというメリットもありますが、「いつまでいても良い」というデメリットもあります。

忙しい時は基本的にずっと実験をしていました。

今社会人になって思うことは、徹夜は圧倒的に効率が悪いです…
しょうた

絶対一回家に帰って、お風呂に入って、自分のベッドで寝た方が良いです。


なぜこのように忙しい日があるかというと、修士1年で訪れる数々のイベントがあるからです。


修士1年に訪れるイベント

修士1年で訪れるイベントとして、

  • 就活
  • 学会発表
  • 中間審査会

などがあります。

就活に関してはインターンなども含めると、入学してすぐの4月から始まります。

そのため、就活は研究と並行して行う必要があります。


また学会発表に関しては、

  • 不足データの収集
  • 研究概要の作成
  • 発表用スライドの作成
  • 発表練習

などを日々の生活の中で時間を作り、行います。


最後に、中間審査会です。

中間審査会とは、研究の成果を学科で発表を行い、教授から評価されます。

そして、それを通過しなければ卒業できません。

修士1年ではこれらのイベントを乗り越える必要があります。


修士1年で辛かったこと

修士1年で辛かったことは、とにかく忙しかったことです。

私は外部の大学から研究室に入ったこともあり、研究室以前に大学にも慣れていませんでした。

そのため、初めは環境に慣れることも大変でした。

また、学部との忙しさのギャップも大きかったことが辛い要因でした。

学部の頃は楽だったな…
しょうた

と、考えてしまうこともしばしばありました。


修士1年からやっておいた方が良いこと

修士1年でとにかくやっておいた方が良いことは2つ。

就活」と「研究」です。

就活は大袈裟に言ってしまうと、これからの人生が決まるイベントです。

自分が社会に出てからどんなことをやりたいのか、どんな社会人になりたいのか。

自分をしっかりと見つめ、後悔のない選択をすることが必要です。


研究については「就活が終わってから何とかなる」と、よく言われています。

しかし、実際はそんなことありません。

私の先輩は就活が終わるまで研究をほとんどせず、就活は満足のいく形で終わりました。

ですが、その代わり研究が全く進まなかったために留年をしてしまい、せっかくの就活も台無しとなってしまいました。

そんな最悪の事態を避けるためにも、大変ではありますが就活と研究は並行して進めましょう。


修士1年生は忙しいけど、やりがいはある

今回は、

  • 修士1年は忙しいのか
  • 修士1年のスケジュール
  • 修士1年でやるべきこと

を私の実体験を含めて紹介しました。


「忙しいのが嫌。でも大学院進学はしたい」と考えているのであればしっかりと研究室を調べて、自分のストレスにならない研究室選びをしてください。

また、修士1年生では特に「就活」と「研究」の両立を効率よく行うことが重要です。


記事の中で、「大学院は答えの無い問いに挑戦する」と紹介しました。

それはとても大変なことですが、少しでも未知の事象を解明できた時はとても嬉しく、楽しいです。

辛いことや、体力的・精神的に厳しいことはたくさんありますが、人生でなかなかできない貴重な経験ができるのも事実です。

大学院に進学を決めた方は頑張ってください!

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しょうた

東京の大学に4年間通い、名古屋の工学研究科物理系の大学院を今年卒業しました!趣味は海外サッカー観戦です。みなさんに少しでも参考になるような記事を書いていきます!

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