理系大学院生のみなさん、これから大学院に進学予定のみなさんは「理系大学院生のリアルな就活時期」を知っていますか?
大手就活サイトには「就活解禁は3月から!」や「就活はできるだけ早めに取り組もう」など、色々なことが書かれています。
実は、就活は解禁となる3月からではなく、1年生になって間もない6月から始まります!
今回は、自分の経験も踏まえながら、大手サイトでは大人の事情で書けないリアルな就活スケジュールと成功させるためのポイントを紹介します。
大学院生の就活はいつから始まるのか
ここでは始めに、就活のスケジュールはどのようになっているのか確認します。
院生の就活は、次のように進んでいきます。
- 理系大学院生の就活は1年生の夏から始まる!〜6月編〜
- サマーインターン開催!〜7-9月編〜
- 本選考間近!最後のインターンシップ!〜10-2月編〜
- 説明会・エントリー募集開始!〜3-5月編〜
- 本選考面接開始!〜6月編〜
理系大学院生の就活は1年生の夏から始まる!〜6月編〜
理系大学院生の就活は修士1年生の夏から始まります。
私は、研究室には修士課程で外部の大学から入学したため、研究室に慣れ始めてすぐの時期でした。
この時期には、夏休みに行われる「サマーインターン」のエントリーや選考が開始されます。
まだ就活の「し」の字もわからない時期ですが、実はこのインターン募集がこれからの就活に向けて非常に重要です!
サマーインターンは、企業研究や説明会、自己分析の要素が強いため、参加すること自体が内定の近道になります。
サマーインターンでは知っている企業や、なんとなく気になる程度の企業でも応募してみましょう。
サマーインターン開催!〜7-9月編〜
選考を通過できたら、夏休みはサマーインターンに参加しましょう。
まだ内定には結びつないため、サマーインターン参加の際のおすすめは、
「自分はどのような企業が向いているのだろう」
「どのような業界や企業があるのだろう」
など、無数にある会社から自分に合う企業を考えたり、疑問を持って参加することが大切です。
サマーインターンを通して、夏休みのうちに企業の情報や、自分の将来について真剣に向き合う時間が持てると非常に良いと思います。
本選考間近!最後のインターンシップ!〜10-2月編〜
秋冬のインターンでは、サマーインターンと比べて実際に企業での実務に触れたり、自分の知恵を試されるプログラムが多いです。
このように、実際に企業から評価を受けることがあるため、志望する企業のインターンには応募しましょう。
具体的には、早期選考という形で進んでいき、全ての企業から内定を貰いました。
いかに冬インターンが重要か分かると思います。
説明会・エントリー募集開始!〜3-5月編〜
3月になるといよいよ本選考の情報が公開されます。
それと同時に、説明会や採用エントリーの募集が始まります。
実は、この時期すでに面接が行われています。
この時期の面接は、大人の事情で企業は、
「面接しますよ!」
とは言えず、ジョブマッチングなどの別の名前でガッツリ本選考の面接が行われています。
本選考面接開始!〜6月編〜
6月以降にも、もちろん面接が行われている企業はたくさんあります。
就活は早く終われば良いというわけでもありません。
最後まで、自分の行きたい企業のために努力し、内定をもらった同期を何人も見ています。
以上が就活のスケジュールです。
就活を成功させるポイント!いつ何をすればいい?
ここでは、就活対策をいつ、どのように行うことが就活成功のポイントになるのかを説明していきます。
次の3つに分けて解説していきますね!
- 企業研究
- エントリーシート・面接対策
- SPIなどのWEBテスト対策
企業研究
企業研究では、まず「世の中にどんな業界があるのか」を全体を俯瞰する感じでざっくり把握してみましょう。
いきなり絞り込み過ぎるのは、自分の将来の可能性を狭めてしまうのでNGです。
俯瞰したら、次に自分の志向などと照らし合わせながら、1つ1つ企業を深く調べてみましょう。
就活スケジュールでも触れましたが、インターン参加によって企業研究がかなりできます。
エントリーシート・面接対策
就活を意識し出したら、できれば夏インターン応募の段階でエントリーシート(ES)と面接の練習をしましょう。
早めからES対策をすることで選考通過の精度が上がっていきます。
ESは研究室の先輩や、OB、ポスドクなどに必ず添削をお願いしましょう。
自分だけでは気づけなかった点やアドバイスをもらえます。
もし、自分の書く力に自信があっても、必ず周りの人に添削をしてもらいましょう。
SPIなどのWEBテスト対策
WEBテストは理系大学院生の皆さんでも、対策が必要です。
テストによって特徴などが異なるので受ける前に対策をしましょう。
対策は市販の教科書であればどれでも構わないと思います。
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結論から言うと、就活を始めてからずっとする事が重要です。
こう聞くと、「そんなの無理だよ」って思う人がいるかも知れません。
確かに、自分も研究活動で忙しく、就活に多くの時間は割けませんでした。
ただ、日曜日の2時間だけは就活の時間にしようと決めて、何かしらの対策を行っていました。
もし、できない日があっても、続けることが重要です。
2022年卒院生のおすすめ就活サイト!
では最後に、実際に利用して役立った就活サイトと、就活の中でいつ利用すると良いかを紹介します。
- マイナビ、リクナビ
- OfferBox(オファーボックス)
- ビズリーチキャンパス、マッチャー
- ワンキャリア、openwork(オープンワーク)
マイナビ、リクナビ
この大手2つはこれから就活をする皆さんも、聞いた事があるのではないでしょうか。
マイナビとリクナビは、サマーインターンの応募の時から使用します。
基本的に大手企業は、これらのサイトからマイページを作れます。
OfferBox(オファーボックス)
OfferBox
思っている以上に企業から連絡が来たので、企業分析などにかなり活用できました。
就活を始めてからずっと活用できるので、早くから使うことで有利に進められます。
あわせて読みたい
ビズリーチキャンパス、マッチャー
ビズリーチキャンパスとマッチャーは、基本的にOB訪問に多く利用されます。
噂によると、OB訪問の回数を評価ポイントとして見ている企業もあるそうです。
OB訪問をすることによって、より具体的な業務内容などを知れる機会となります。
ぜひ活用してみましょう。
ワンキャリア、openwork
ワンキャリアとopenworkでは、就活を経験した先輩のES対策や面接対策を見れます。
企業ごとにどのような質問をされ、どのように答えたかなどが詳しく載っているのでおすすめです。
サマーインターンの選考が始まる6月、本選考が始まる前の1月などに利用することをおすすめします。
就活スケジュールを把握して、万全の体勢で臨もう
今回は、就活のスケジュールから就活対策の時期やポイントを紹介しました。
まとめると、以下のスケジュールになります。
- 修士1年6月:就活開始
- 修士1年7-9月:業界研究の夏インターン
- 修士1年10-2月:本選考への冬インターン
- 修士2年3-5月:説明会・エントリー開始
- 修士2年6月:面接・選考開始
就活の実情を知って、効率的に就活をしていきましょう!
後悔のない就活ができることを祈っています!