「大学院生活が辛すぎて中退したい…」
「でも、中退して就職先なんてあるんだろうか…」
そんな不安を抱えて、辛い毎日を送っている人たちに伝えたい。
別に大学院中退しても、いくらでも人生は楽しく明るくできます!
社会人になってからより強く思いますけど、大学院卒なんて肩書きは社会では特に役に立ちません。
「仕事ができるかどうかが全て」というイメージです。
研究職に就きたい人やアカデミアで食べていきたいという人以外は、大学院卒にこだわる必要はありません。
今回は、大学院中退でも就職は普通にできるということと、実際に中退してから活躍してる友人の話をしたいと思います。
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大学院中退でも全然就職できる
「大学院中退だと、印象が悪くて就職できないんじゃないか…」
途中で辞めてしまったために、続ける力がない、辛いことから逃げ出す、と会社に思われてしまうかもしれないとお考えの方もいると思います。
大学院を経験して、多くの院生を見てきた私ははっきりと言えます。
全然大丈夫です。
大学院はただでさえ、中退・留年率が高いです。
私の学年でも、卒業までに20〜30%の人は辞めるか留年をしていました。
この辞めた方々が就職していないかというと、ちゃんと就職して元気に過ごしています。
もちろん全員がそうとは言いません。
なかには、苦戦している人や就活も諦めてしまった友人もいます。
ですが、楽しく人生を歩んでいる人も本当に多くいます。
これから、実際にやめた友人達のその後についてご紹介します。
私の周りの辞めた人たち
- 大学院に行きながら、就活をして県庁の公務員になった後輩A
- 辞めたのにまた戻ってきて、M1からやり直して最大手化学メーカーに受かった友人B
- やりたい仕事に修士号はいらないと、M1で辞めて夢のゲーム会社に勤めた同期C
この3人についてお話しします。
大学院に行きながら就活をして、M1で辞めて県庁の公務員になった後輩A
彼はもともと大学院に行くつもりはなくて、四年生での就活が上手くいかなかったために修士へ進学しました。
M1になってから研究と両立しながら就活を続けて、公務員試験に合格し県庁への内定が決まってから中退して大学院を去って行きました。
今では地元の県庁でバリバリ働いてるみたいです!
大学院中退でも内定が貰えて、そのまま就職できることが分かります。
辞めたのに、また戻ってきてM1からやり直して最大手化学メーカーに受かった友人B
友人Bは研究室が辛く、教授との馬も合わないため一度は中退していきました。
しかし私がM2になった時、再び前の研究室に戻ってきて、めちゃめちゃびっくりしたのを覚えています。
彼はまたM1からやり直して、真面目に研究を続けて誰もが聞いたことある超大手化学メーカーに内定をもらっていました。
「なんで、そんなスゴイところ受かるんだ…!?」
って、ちょっと悔しい思いをしました笑
中退したからといって、人生いくらでもやり直せるんだなぁって思い直すきっかけになりました。
やりたい仕事に修士号はいらないと、M1で辞めて夢のゲーム会社に勤めた同期C
彼も友人Bと同じく、研究室で上手くいかなかった人の一人でした。
彼の場合もM1で、中退していきました。
これから得られる学歴やコネを全て捨てて。
その後、彼は必死に業界研究やES、面接対策をして、長年の夢だったゲーム会社へ就職しました。
今ではゲームアプリを制作をして、中退の後悔など1ミリも感じさせない生活を送っています。
中退した後でも、目標や夢は叶えられます。
大学院が嫌で辞めてもいいし、別の道に進みたいから辞めてもいい
先ほど紹介した3人の経験から、以下のことが言えます。
- 中退しても内定はもらえる
- それどころか、自分の目標や夢も諦める必要はない
- 大学院なんかで人生の幸せは決まらない
大学院はあくまで、研究者や技術者などの一部の専門職になるために行く教育機関であって、人生の楽しさや幸せが決まるところでではありません。
大事なのは、あなた自身が耐えられなくなる前に行動することです。
精神的・肉体的な限界が来て、もう体が言うことを聞かなくなるまで我慢する必要はありません。
大学院を辞めても、私の友人のようにいくらでもやり直せます。
研究者になりたきゃ、別のところに入り直せばいい
もし、あなたの夢が修士・博士にならないといけない場合は、別のところに入り直すのも手だと思います。
研究室を変えてもいいですし、いっそのこと他の大学院へ行くのもいいでしょう。
大学院の卒業はあなたの夢の過程であり、ゴールではないはずです。
夢を叶えるのであれば過程にこだわらず、夢の達成に全力を尽くしましょう。
大学院を変えるとなると面倒なことも多いです。
しかし、今の環境が改善されることがあなたにとって一番大切なことです。
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大学院を辞めた友人達のその後。休学で後悔しない人生も中退で幸せになる人生もある。
辞めたいと思った私が立ち止まれた理由
実は、私もM1の間はひたすら「大学院を中退したい」と考え続けていました。
行きの電車の中で何回「大学院 中退 就職」と調べたか分かりません。
その辺の私大から旧帝大に移った私は、知り合いもおらず研究室でも劣等生だったので、ひたすら教授陣にしごかれる日々でした。
報告会の時にみんなの前で3時間怒られ続けた時は、半泣きでした。
そんな私が中退しなかったのは、
- 中退したらダメだと思い込んでいた
- 社会人経験がなく、自分の夢は研究者でないと叶えられないと思っていた
この2つの思い込みが自分の中であったからです。
でも、実際に卒業して研究者になって、社会人を経験してその思い込みは間違いだったことに気づきました。
大学院も研究者も大事な経験に変わりはありません。
ですが、私の「できるだけ多くの人を救いたい」という夢は、大学院を卒業しなくても叶えられたことだったのです。
あなたの夢や目標は、本当に今の辛い大学院を経験しないといけないのか、一度じっくり考えてみませんか。
大学院を辞めた自分を肯定できる人生を歩む
大学院を辞める決意をした時、気をつけて欲しいことがあります。
それは、大学院を辞めれば明るい未来が待っている訳ではないということです。
辞めたとしても、辛い現状を打開できただけになります。
その後の明るい未来は、自分で取りに行って初めて掴めるものです。
心を決めた方もまだ悩んでいる方も、今この瞬間からできる行動をしていきましょう。
私が当時からしておけば良かったと思うこと
次からは、私が当時からしておけば良かったと思うことを紹介します。
英語は就活でも社会人でも日常でもあらゆる場面で役に立つスキル
絶対今からやっておいた方がいいのは英語です。
中退するしないに関わらず、英語力は就活でも社会人でもあらゆる場面で役に立ちます。
特にTOEICと英会話はある程度できるだけで、他の人より圧倒的に有利になります。
英語は一朝一夕でできるものではありません。
社会人になってから勉強できる人も少ないので、今から取り組みましょう。
リクルートの スタディサプリENGLISH
海外旅行や留学生相手で使いたい方は日常英会話、将来を見据えた方はビジネス英会話がおすすめです。
英会話ができると、世界中の人とコミュニケーションを取れる上に就活でも役立ち、高年収の大企業にも行きやすいので、超おすすめです!
実際に利用した感想!
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「英語は必要ない」と思ってても、本気で何かをするなら言語の壁にぶちあたる。
就職エージェントや逆求人サイトを使って自分の市場価値を知る
2つ目は、就職活動をすぐに始めることです。
私はM2になる直前の3月から本格的に始めたのですが、遅すぎたと思っています。
就活は情報戦の側面を持っているため、早くに取り組んだ人が勝ちやすいです。
特に研究で忙しい院生や、中退で不安を抱える方は今から就職相談ができるエージェントや企業からオファーが来る逆求人サイトの登録をおすすめします。
おすすめ就職エージェント
なんで当時の自分はもっと利用していなかったのかと後悔しています。
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プログラミングはこれからの世界の流れの中心になる
最後に学んでおきたかったのがプログラミングです。
これは中退を決意した後、次また頑張るまで心を休めたい方におすすめします。
新型コロナウイルス感染症の影響でリモートワークが進んできた今、最も学ぶ価値があるスキルがプログラミングです。
自宅ででき、ある程度の技術があればフリーランスとして生きる選択肢が増えます。
私が書いているブログもhtml、CSS、PHPといったプログラミングを使ってますし、これからAIやVR技術、機械学習が進んでいく先にあるのもプログラミングです。
正直、学生やり直すなら情報系に行きたいです。
気軽に教材で始められるものもあれば、短期間で実力をつけたい人向けのプログラミングスクールもあるので、時間がある方は学ぶといいでしょう。
AI系を学べば、技術者が不足している今、多くの企業が求める貴重な人材になれます。
無料体験できるプログラミングスクール
- TechAcademy:全般
- アイデミープレミアム
:AI・人工知能 - DMM WEBCAMP:全般
- デジタルハリウッド STUDIO by LIG
:デザイン・動画
自分のペースでゆっくりと学びたい方は、Udemy
私もUdemyでPythonやWebデザインについて学んでいます。
過程にこだわらず、夢に向かって進もう
大学院卒という学歴は確かに、強みの一つになります。
しかし、社会では役に立たない場面も多いです。
特に修士・博士卒が関係ないような業界で働く場合には、仕事ができるかどうかの方が重要です。
大学院は一つの選択肢でしかありません。
そのため、あなたの夢に大学院が必要かどうか見極めて、これからの道を選んでいきましょう。
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