「大学でバイトを始めたいけど、何をすればよいかわからない」
「将来に役立つアルバイトは?」
アルバイトを始める時、何を選ぶべきか迷いますよね。
今回は、4つのアルバイトを経験した私がおすすめする「塾講師」についてご紹介します。
なぜ塾講師をおすすめするかというと、高時給かつ将来に役立つスキルを手に入れられ、大学との両立もしやすいからです。
大学生のバイトの中でも、最も時間単価が高く、ストレスの少ないバイトの1つだと思います。
この記事を読めば、
- 塾講師の仕事内容
- 塾講師の経験は将来どう役立つか
- 塾講師の難しい所と楽しい所
が明確になります。
私のおすすめアルバイトは塾講師
私は大学1年生の夏休みから大学3年の現在に至るまで、4つのアルバイトを経験しました。
- すき家の店員
- セブンイレブンの店員
- 塾講師(スクールIE )
- コロナワクチン接種会場の運営スタッフ
飲食店やコンビニエンスストアでの接客業、単発のイベントスタッフも経験しましたが、最もおすすめしたいのは塾講師です。
とはいえ、アルバイトを選ぶ基準は人それぞれなので、どんな人に塾講師が向いているのか簡単に説明します。
塾講師に向いている人
塾講師に向いているのは、以下のような人です。
- なるべく固定でシフトを入れたい
- でも休みは取りやすい環境で働きたい
- 高時給のバイトがしたい
- 平和な環境で働きたい
- 勉強を教えることが好き
塾講師の良いところは、何と言っても時給の高さだと思います。
具体的にどのくらい高いのか、様々なアルバイトの平均的な時給を示して比較してみます(2023年2月調べ)。
- 教育の職業(塾講師など):1,593円
- サービスの職業(イベントスタッフなど):1,250円
- 販売の職業(スーパーの店員など):1,046円
- 飲食の職業(飲食店の店員など):1,043円
特に専門的な知識やスキルがなくてもできるバイトの中でも、かなり時間単価が良いです。
また、接客の相手が自分より年下の生徒なので、仕事中に怒鳴られたり、理不尽な文句を言われることはありません。
さらに、塾は教育機関なので、「学業を優先」して仕事ができます。
- 実験が長引いてシフトに入れなくなった
- 急に講義が入ったため休みをもらいたい
など、大学での学習が理由で休みをもらいたい時、何一つ文句を言われることはありません。
学業とアルバイトを両立しやすい環境が整っています。
塾講師の仕事内容は?
塾講師の仕事内容を簡単に説明します。
私が働いているスクールIEの仕事内容は、基本的に以下の4つです。
- 授業を行う(個別指導)
- 保護者向けの報告書を書く
- 生徒の情報や授業進度をまとめる
- 生徒の成績管理
私の場合は、②〜④も授業時間内に行っています。
私の塾では1コマ90分授業で、生徒が問題に取り組む間に②から④の作業をします。
保護者との対応は塾長が行うため、塾講師の接客相手は生徒のみです。
それぞれの内容についてもう少し詳しく説明します。
① 個別指導授業
塾講師の仕事で一番にイメージするのは、やはり生徒に授業を行うことですよね。
塾によって様々な授業形態がありますが、ここでは、個別指導制の授業について説明します。
個別指導の塾では、その生徒の理解度や得意・不得意に合わせて進度や内容を調節しながら授業を行います。
塾で共通の問題集を使う場合と、生徒が使用している問題集を使う場合がありますが、基本的には問題集にある問題を解いてもらって、その解説を行うという授業をします。
② 保護者向けの報告書を書く
授業中に何をしたのか、生徒の保護者に報告するための書類を記入します。
- 今日の授業で扱った単元
- 生徒ができたこと、できなかったこと
- 学習アドバイス
を簡単にまとめるだけなので、生徒が問題を解いている間に書き上げます。
保護者向けの文なので、言葉遣いに気を配る必要がありますが、書き言葉の練習にもなって良いです!
③ 生徒の情報や授業進度をまとめる
次回の授業のために、今回の授業で何をどこまで学習したのか記録します。
得意・不得意な問題もメモしておき、どの問題を集中的に練習するべきか判断して、授業を進めていきます。
他の講師の代わりにシフトが入ったときは、生徒情報を基に授業を進めていきます。
④ 生徒の成績管理
学校のテストや模試の成績を生徒ファイルにまとめます。
生徒が苦手な教科、どの単元が苦手なのかしっかり確認して、指導方針を調整します。
ここで担当している生徒の成績が上がっていくのが目に見えてわかると、自分も嬉しい気持ちになります。
塾講師で得られる経験・スキル
実際に2年間塾講師を続けている私が、塾講師で得られた経験やスキルを紹介します。
塾講師だからこそ得られたものは、以下の4つです。
- 仕事に責任を持つようになる
- 人の役に立つ実感を得られる
- 人に何かを説明する力がつく
- 就活で使うwebテストが解きやすくなる
① 仕事に責任を持つようになる
他のアルバイトに比べて、仕事への責任感が違うと感じました。
私の塾では、基本的に自分が担当する生徒が決まっていて、長期的にその生徒の指導を行います。
つまり、私の仕事への意欲や教え方が、生徒に直接影響してしまいます。
他のアルバイトで行うような、注文を取る、レジ操作を行う、掃除をする、などの仕事は、基本的に少し手を抜いてもあまりお客さんには影響しません。
しかし、塾講師の場合は、生徒がしっかり理解できるように教えないといけないので、手を抜くことができません。
また、講師側が手を抜けば、当然生徒の成績は上がりません。
「自分の仕事が大きな影響を及ぼす」という状況なので、仕事に責任感を持つようになります。
② 人の役に立つ実感を得られる
担当の生徒に影響を与えるということは、自分が教えたことが生徒の役に立つということです。
生徒の「わからない」という問題を解決してあげる仕事なので、生徒が理解を示してくれた時は、役に立った実感を得られます。
「先生のおかげで成績が上がったよ」と言われると、仕事のやりがいを感じることができます。
③ 人に何かを説明する力
勉強を教えるということは、説明力が必要です。
単に教えるだけではなく、完全に理解してもらう必要があるので、どういう風に説明すれば良いのか常に考えなくてはなりません。
長らく塾講師をしていると、何かを人に説明するとき、「相手に伝わるように」を意識しながら説明する癖がつきます。
④ 就活で使うWebテストの勉強ができる
就活では、ほとんどの人がWebテストを受けます。
大学入学後、高校までに習った内容を忘れてしまい、Webテストに出題される数学や英語の問題が解けない人は多いです。
しかし、塾講師は常に高校までの内容を生徒に教えているため、一緒に復習することができます。
Webテストの勉強とバイトを同時にできるのは魅力的なポイントだと思います。
塾講師の難しい所と楽しい所
私が2年間塾講師を続けて感じた、塾講師の「難しい所」と「楽しい所」を紹介します。
難しい所
- 自分も内容を理解する必要がある
- 生徒とのコミュニケーションをしっかり取る必要がある
最も大変なのは、自分も難しい問題を理解しなければならないという点です。
当たり前のことですが、自分が理解していない問題を生徒に理解してもらうのは不可能です。
「なるべく頭を使わないバイトが良い」方には塾講師は向いていません。
また、年下とはいえ生徒はお客さんなので、しっかりコミュニケーションを取って生徒が満足できる授業を提供しなければなりません。
楽しい所
- 生徒の成長を感じられる
- 自分自身も学ぶことができる
最も楽しいのは、生徒の成長を感じられる点です。
成績が上がったり、コミュニケーションが上手く取れるようになってきたり、お礼が言えるようになったりと、様々な点で生徒の成長を感じられます。
「やりがい」を得られると、バイトも楽しくなりますよね。
また、数学や英語の基礎を自分自身も一緒に復習できるのも、楽しい点です。
頭を使わない単純作業の仕事よりも、何かを考える仕事が好きな方は、楽しさを感じながら働けると思います。
塾講師アルバイトは将来に役立つ
どんなアルバイトでも将来に役立つ経験は得られます。
その中でも、大学での学業を優先することができ、「仕事への責任感」や「説明力」が身に付きやすいのが塾講師です。
- 学業との両立を大切にしたい
- 将来に役立つスキルを得たい
こんな方は、ぜひアルバイトに塾講師を選んでみてはいかがでしょうか。