就職や転職での面接でよく聞かれる、キャリアプラン。
- 入社後にどうしたいか
- 5年後、10年後にどうなりたいか
面接でこのように尋ねられますが、就活時には「そんなもんわかるか!!」っていうのが正直な感想でした。
そもそも学生で社会人になったこともないし、配属がどこになるか分からないのに5年後、10年後なんて想像できる訳ないだろ何言ってんだ。
という風に感じていたんですが、社会人になってある程度経験を積んで将来を考えた時に、自分なりのキャリアプランの考え方が確立されてきました。
当時の私は、先のことを全く考えれてなかったんだな。と反省しています。
私のキャリアプランの考え方では、
- 一本道ではなく、枝分かれする木のイメージで立てる
- 一生ブレない、根っこを知る
- 10年、5年、1年、1ヶ月、1週間とプランを細かく立てる
この3つがすごく大事になります。
これらを意識しながらキャリアプランを立てることで、目標が具体的に言語化でき、なおかつ状況に応じて柔軟にプランを修正できるようになります。
キャリアプランができて目標達成のために必要な行動がわかると、ただ時間を無駄にしていると感じる日々からメリハリができて充実した時間を送れます。
これからキャリアプランがわからない原因や、プランの立て方について詳しくご紹介します。
また、本気でキャリアを考えたい方は、プロのコーチングを一度受けてみることをおすすめします。
キャリアプランがわからないのは、抽象的な概念だから
「何で自分は、キャリアプランが思い浮かばないんだろう」
そんな悩みを抱えている方は、特に気にしなくて大丈夫です。
だって、未来のことなんて分からなくて当然だからです。
20代では、
- 今の会社で働き続けるのか
- 転職するならどこにいくか
- いつ結婚するのか
- どんなスキルを身につければ良いか
- 休みの日はどう充実させようか
など、ただでさえ将来を考えないといけないことがたくさんあるので、ごちゃごちゃと複雑になってキャリアプランを整理するのが難しいです。
30代以降でも、仕事だけでなく健康や子供、親のことなど20代では考えなかった新しい問題が出てきます。
キャリアプランを整理して組み立てるには、
- 自分を知ること(自己分析)
- キャリアプランの立て方を知ること(フレームワーク)
この2つをしっかり理解しないと、具体的に作ることができません。
これから自己分析の方法と、キャリアプランを立てる時のフレームワークについて紹介します。
キャリアプランの立て方・フレームワーク
キャリアプランは次の手順で、作成していきます。
- 自己分析をする
- フレームワークに当てはめる
- キャリアプランに整理していく
まずは自己分析でキャリアを振り返る
キャリアプランを作成する前に、自己分析から始めましょう。
自己分析をすることで、
- これまでのキャリアを整理できる
- 過去・現在・未来を考え直すことで、本当に進みたい方向が見える
- 自分の気づいていない才能や強みに気づける
など、これからのキャリアプランを練るためのヒントがたくさん見つかります。
自己分析の方法はいくつもあり、記事にもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
あわせて読みたい
自分で1から自己分析するのが面倒だと感じる方は、質問に答えることで価値観や強みを分析してくれる自己分析サービスの利用がおすすめです。
簡単な自己分析だと分析結果が大雑把になってしまうので、以下の本格的な診断を行って詳細な結果を得ましょう。
-
転職に役立つ無料・有料自己分析サービス15選!キャリアを見つめ直そう。
Will-Can-Mustで最適な働き方を探す
キャリアプランを練る時のフレームワークに「Will-Can-Must」という考え方があります。
- Will
自分がやりたいこと、好きなこと - Can
自分ができること、得意なこと。持っているスキルや経験。 - Must
周囲から求められていること。やらなければいけないこと。
この3つをそれぞれ書き出して、Will-Can-Mustが重なるようなキャリアを考えるという方法です。
Will-Can-Mustの重なりが大きいほど、あなたに適したキャリアになります。
なぜなら、重なりが大きいということは「自分がやりたいこと」であり「経験がある・得意なこと」、さらに「周囲から求められていること」なので不満がなくなり、そのキャリアを歩んだ時の充実感や満足感が大きくなるためです。
キャリアプランは、この重なりを大きくする方法を考えることで作られていきます。
キャリアプランを考える時に意識したいこと
キャリアプランを考える時に意識したいことは、この4つです。
- キャリアプランのイメージは一本道ではなく、枝分かれする木
- 一生ブレない根っこの部分を知る
- 現実的な範囲に収めようとしない
- いつまでにどうなりたいのか、具体的な時間軸を知る
キャリアプランのイメージは一本道ではなく、枝分かれする木
キャリアプランは、ゴールまで一本道で描くのではなく、枝分かれする木をイメージしましょう。
時間と共にあなたが思い描く道とは違ってきますし、できることも変わっていきます。
小学生6年生の時に、私は10年後の自分に手紙を書きました。
その内容は「今のぼくは結婚していますか?どんな仕事をしていますか?」など、当時の自分が思い描いていた「大人」について書いていました。
実際の10年後は、大学院進学を選んだ22歳の学生だったので、結婚はおろか仕事にも就いてませんでした笑
今の自分が考えたキャリアプランが全てその通りに進むことは、ありません。
じゃあ、道が外れたらキャリアプランに意味がなくなるのかというと、意味はあります。
キャリアプランは理想の自分になるための方向を示してくれるので、道が外れても方向があっていればOKです。
道が外れた時は枝分かれするように、別の道を作って目標に進むイメージでキャリアプランを練ることで、しなやかで折れないプランを作れます。
一生ブレない根っこの部分を知る
キャリアプランを作る時は、「一生ブレない自分の考え・思い」を軸に作りましょう。
そうすることで、時間が経ったとしても大事な部分は変わらずに目標へと進み続けることができます。
例えば、「40歳までに独立する」というのを根っこに持ってくるのは、おすすめしません。
目標までの1つの過程として設定するのはいいですが、もし40歳を過ぎてしまったらキャリアプランがずれてしまいます。
なぜ40歳までに独立したいかを考えて、「会社に縛られない自由な働き方をする」などより根本的な思いを軸にしましょう。
現実的な範囲に収めようとしない
キャリアプランを作る時は、現実的な範囲に収めないようにしてください。
キャリアプランは理想の自分になるために作るものです。現時点で達成までの道のりがはっきり見えていることを設定しても、達成はできるでしょうが理想の自分にはなれません。
現実的な範囲を超えて、「どうすれば良いのか今は想像つかないこと」をゴールにすることで、今よりもっともっと成長していけます。
いつまでにどうなりたいのか、具体的な時間軸を設定する
キャリアプランを具体的にするには、目標までの過程を書いたのちに、それぞれ達成するまでの時間を設定しましょう。
時間を設定することで、目標までにどれだけの努力が必要かという具体的な指標ができます。
例えば、「1ヶ月で10万円稼ぐ」という目標を立てた場合、どのくらいの努力が必要でしょうか。
時給1000円のアルバイトで稼ぐなら、100時間働けば稼げます。1日フルタイムで8時間働けば、12.5日。1ヶ月を30日とすると週に3日。つまり、
1ヶ月で10万円稼ぐには、「時給1000円で週に3日、フルタイム8時間で働けば達成できる」という具体的な行動に落とし込めます。
良いキャリアプランは上記のように、細かい過程と時間を設定して、その間に必要な努力を具体的に可視化していくことで作れます。
難しいと感じたら、プロのコーチと一緒にキャリアプランを立てよう
キャリアプランは一朝一夕でできるものではありません。
じっくり考えて、頭の中を整理して、数多くある選択肢のなかで本当に自分に合った道を探さなければいけないからです。
やりたいことがたくさんあって、自分でも答えが出せない方もいると思います。
そんな時は「プロのキャリアコーチ」にアドバイスをもらってみましょう。
これまで色んな人のキャリアを見てきたプロだからこそ、より良いキャリアプランを作るための方法や、あなたの持つ可能性に気付かせてくれます。
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ポイント
- 顧客満足度92%を誇るキャリアコーチングサービス
- 年間3000人以上の転職支援実績から得たノウハウ
- 転職だけでなく、自分を変えたい方や仕事以外を充実させたい方もOK
「マジキャリ
年間3000人以上の転職支援をしてきた豊富な経験・ノウハウをもとに、性格診断やキャリアの棚卸しを行なっていき、理想のキャリアへの具体的な行動を考えていきます。
コーチと一緒にキャリアプランを練るので、客観的な意見が聞くことができ、自分の考えるキャリアとすべき行動にズレがないか確かめられます。
初回は無料でカウンセリングできるため、悩みを抱えている方は一度コーチに全て吐き出してみてはいかがでしょうか。
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キャリアプランは理想の人生へ向かうための地図
キャリアプランは理想の人生へ向かうための地図だと考えています。
目的地に向かって進んでいきますが、道は最短距離でなくても良いんです。人生は長いので、興味や関心が変わって進む道も変わることはあります。
でも、方向さえ合っていれば、いつかはたどり着きます。
キャリアプランがないと、どの方向に進んでいるか分からず、目的地がどこにあるのかも分からないので、前に進めなくなってしまいます。
充実した人生が送れる、自分だけのキャリアが見つかることを祈っています。