「大学院入試でTOEICのスコア提出が求められているけど、何点くらいあれば受かるの?」
と、大学院入試を考えている方は疑問に思うかもしれません。
院試でTOEICのスコアを提出する必要がある場合はのほとんどが、英語科目の試験の代わりになります。
そのため、
「TOEICの点数はいくつあれば院試のスタートラインに立てるのか」
「もしかしてTOEICの点数によって足切りが存在する?」
などの情報を知ることが重要です。
今回はそんな悩み、疑問を持った方に向けて、
- 院試のTOEICでは何点必要なのか、足切りはあるのか
- その目標点を取るためにどんな勉強法をすれば良いのか
について実際に外部院試を経験した筆者が解説していきます!
ただし、紹介する勉強法で目標点は達成することが出来ました!
実際に私が最終的に取ったスコアは、「775点」です!(勉強する前のスコアは500点でした)
院試で提出するTOEICに足切りってあるの?
ではまず、気になる「足切り」があるかですが…、
「足切りはありません!」
それは院試の得点の付け方にあると思います。
院試の得点の付け方は、
筆記(専門) + 英語(TOEIC) + 面接 = 点数
となっています(配点の割合は大学によって異なります)。
そのため英語の点数が悪ければ、単純に点数が低くなって評価されます。
最低何点ぐらいあったら良い?
TOEICで足切りが無いことはわかったかと思います。
とはいえ、実際に何点くらいTOEICで取れば良いのでしょうか。
スコアとしては経験的には最低ラインで、
「600点」です。
理系大学院入試におけるTOEICの点数の感覚としては、
600点→英語で足を引っ張らないくらい
700点→やや有利になるくらい
800点→ほぼ満点扱い
です。
正確にどのくらい必要かは、研究室訪問などで実際の院生に聞いてみましょう。
試験全体に占めるTOEICの割合は大学によって異なってきますが
大体1〜2割です。
そのため、院試で重要視されているのはやはり、専門分野の筆記試験です!
配点は各大学の募集要項で公表されている場合もあるので確認してみてください。
TOEIC入学試験における活用状況から、具体的なTOEICの基準点が明記されている大学院もあります。
TOEICの勉強するタイミング
TOEICを勉強するタイミングは、「大学院試の1年前」から始めるべきです!
先ほど紹介したように、院試で重要視されているのは専門分野の試験です。
そのため、早めにTOEICの勉強を終わらせて、専門分野の勉強に時間を割けるようにする必要があります。
また、TOEICのスコア提出は願書を送る時期(8月中旬が試験であれば6月初旬ごろ)と同時です。
それまでに試験を受けてスコアが返ってくることを逆算すると、1年前くらいからTOEICの勉強を始め、テストを受け始めると良いです。
また、いつまでTOEICの勉強をすれば良いのかも悩む方もいるかと思います。
「何回も受けて少しでも良いスコアを提出したい」という気持ちはよく分かります。
しかし!TOEICの点数は、目標点や、目標点が具体的に無いのであれば、
最低ラインの「600」
を取れたらTOEICの勉強は終了しても良いと思います。
院試ではスコアが750点など高得点でなくても600点あれば十分戦えます!
私が受けた大学院試の場合、配点は
専門(500)+英語(100)= 合計(600)
とされていました。
もし、TOEICのスコアが850点で英語試験100点満点に換算されるとすると、
TOEICスコア → 英語試験
600点 → 70点
800点 → 90点
と、合計600点中20点しか差がつきません。
TOEICスコア600から800までに上げる時間は約半年かかると言われています。
時間がない場合は、その時間を専門科目に当てた方が合格に近づくと思います!
6か月でTOEICスコア200アップした私の勉強方法
ここでは、私が実際に使用した教材と勉強方法を紹介していきます!
私はこれから紹介する勉強法で、TOEICスコアを550から775にアップすることが出来ました!
- 私が使用した教材
- 私の勉強方法
私が使用した教材
では、実際にTOEICのスコアを上げられた勉強法を紹介します。
私は、教科書や参考書は使わず「スタディサプリENGLISH
そこで私は、「スタディサプリENGLISH」に目をつけました。
スタディサプリENGLISHはTOEICに特化したプランもあり、単語帳や文法書、模試など色々な参考書がスマホ1つにまとまっている感覚で使えるので、とても便利でした!
私の勉強方法
私が実践した勉強法は大きく2つあります!
- ディクテーショとシャドーイング
- 模擬テストを受けまくる
ディクテーショとシャドーイング
リスニングや長文読解の速読で大切なことは、
- ディクテーション(聞こえてくる英語を書きとる)
- シャドーイング(聞こえてくる英語を追いかけるように話す)
です。
スタディサプリENGLISH
シャドーイングはスマホ画面に出てくるキーボードを打つので、慣れるまでは時間がかかります。
けれども、続けているうちに耳が鍛えられるのを実感できました。
聞こえた英語を追いかけるシャドーイングも慣れるまでは付いていくのに必死で、画面上の時間グラフを見て焦ってしまうことが多いのですが、繰り返し練習していくうちに付いていけるようになります。
すると自然と、英語が体に染み付いてきて、長文読解を読むスピードも自然と上がっていきます。
TOEICでよくある「時間が足りない」も少しずつ解決できていきます!
スタディサプリENGLISHでなくとも、TOEICのリスニング教材で何度も音声を聞いて、ディクテーションやシャドーイングを行えば十分同じ効果が得られます。
模擬テストを受けまくる
そして、皆さんに是非やってほしいことは、
「模擬テストを受けまくる」
ということです。
「たくさん受けて、1問ずつ見直しをする」これは本当に効果があります。
スタディサプリENGLISH
TOEICの公式問題集も何種類か行えば十分です。
模擬テストを受け続けると、なんと問題を見ると何となく答えがわかってくるようになります。
「そんな魔法みたいなことあってたまるか!!」
と思うかも知れませんが、本当です。
例えば、リスニングで「飛行機や空港」というワードが聞こえたら、
何となく「遅延している理由は、天候が悪いから?」など想像できてしまいます。
この感覚は、たくさんの模擬試験を受けなければ身につかないものです。
院試に向けたTOEICは気負いせずに、効率よく!
今回は、院試を受ける方のTOEIC事情について紹介しました。
何点取れば良いのか分からず、「ただ高得点を取らなければ…!」と思っていたかもしれません。
しかし、今回紹介したように最低「600」あれば大学院入試は勝負することが出来ます。
今すぐ点数が必要な方は、ぜひ私が紹介した勉強方法を試してみてください。