「TOEIC800点って実際にどれくらい勉強時間がいるの?」
「TOEIC800点取るまでの勉強時間の目安が知りたい!」
このような悩みを持っている方に向けて記事を作成しました。
私自身、TOEIC800点を目指すにあたってどのくらいの勉強時間を確保するべきか悩んでいた時期がありました。
結論を先に言うと、私がTOEIC435点から835点を達成するまでに「1000時間」かかりました。
今回は、そのような私の経験談に基づいて勉強時間を中心に紹介していきたいと思います。
TOIEC800点を取るまでに必要な勉強時間
私がTOEIC435点から835点までにかかった時間は約1000時間です。
具体的には、
- 435点から700点までが約700時間
- 700点から800点までが約300時間
かかりました。
TOEICの試験の仕様上、高得点になればなるほど求められるレベルが高くなります。
リスニングであれば、
「聞き取りの精度を高くすること」
「内容から状況を考える推測力」
が求められ、リーディングであれば、
「難しい単語を知っていること」
「時間内に全ての問題をなるべく多くの問題を解くこと」
が求められます。
そのため、目標スコアまでの必要勉強時間はあなたの現在のスコアによって変わってきます。
例えば、
- 400点の方が600点まで上げるためにかかる勉強時間
- 700点の方が900点まで上げるためにかかる勉強時間
を比べると、同じ200点ですが圧倒的に後者の方が多くの時間を必要とします。
一般的に、TOEICスコアを100点アップするために必要な勉強時間は、「200〜300時間」と言われています。
これは、1日の勉強時間を3時間とすると単純計算で約2〜3ヶ月かかります。
実際にかかった勉強期間
ここからは、私がTOEIC800点までにかかった勉強期間について紹介します。
私の場合、435点から700点までは3ヶ月、700点から835点までは4ヶ月、合計7ヶ月で835点までスコアを上げることができました。
勉強方法としては、1か月ごとの短期目標を立ててその目標から逆算して「やることlist」を作って学習していました。
具体的には、
「今月は、月末のTOEICで700点取るために、弱点であるPart5を8分で9割以上の点数を取れるようになる!」
のような計画を立て、目標達成のために必要なことを洗い出し、各週で「やることlist」を作成していました。
私自身、大学生であり、平日は授業の課題の影響でまとまった時間が取れなかったので、平日は隙間時間にシャドーイングや単語の暗記を行っていました。
週末には、集中力を上げるために近くのカフェへ行き、「やることlist」が終わるまで勉強していました。
800点を目指す上で必要な対策・テクニック
ここでは、私が意識した800点を目指す上で必要な対策やテクニックについて紹介します。
- 勉強計画の立て方のコツ
- リスニングの勉強時間を増やす
- Part5の文法問題を素早く正確に解く
勉強計画の立て方のコツ(結論:短期集中でスコアアップを目指す)
よくあるのが、「1年後に800点を取る!」という長期目標だけを掲げたために、3ヶ月ほど経った段階でモチベーションがなくなり、挫折するというケースです。
この問題を解決するためには、長期目標だけでなく、長期目標から逆算した1ヶ月〜2ヶ月の短期目標を同時に設定することが大切です。
さらに、目標は「いつまでにどんなことをどうやって達成するか」のように5W1Hを意識して、なるべく具体的に立てることがポイントとなります。
もし、モチベーションを保つことが難しいと思う方は、さらに短期目標を分割して1〜2週間単位で目標を立てることも良いと思います。
リスニングの勉強時間を増やす
スコアアップを目指すにあたって、TOEICにはリスニングパートとリーディングパートがあるので、どちらを優先的に学習するべきか迷いますよね。
600〜700点を目指している方であれば、両方を均等に分けて目標スコアに到達できると思います。
しかし、戦略的にスコアを上げるためには、リスニングパートを重点的に学習することが大切です。
なぜなら、TOEICでは、リスニングパートの方がリーディングパートに比べて平均点が約60点高く、比較的スコアが上げやすいからです。
800点を目指すにあたって、スコアの構成は、
- リスニング:450点
- リーディング:350点
を目安にすることをおすすめします。
これは、私の経験上、初受験した際はリーディングの点数の方が高かったのですが、TOEICの勉強を重ねるにつれてリスニングの点数の方が伸び代が大きいことに気づきました。
そして、最終的に835点取得した際のスコア構成は、
- リスニング:440点
- リーディング:395点
と、リスニングの方が約50点高くなったため、リスニングの方がスコアを上げやすいことがわかります。
TOEICのスコアを効率的に上げるためには、リスニングパートに重点を置き、勉強時間を確保することが大切だと感じました。
Part5の文法問題を素早く正確に解く(目標:7~10分で9割)
800点以上を目指すには、リーディングの対策ももちろん必要です。
リーディングの点数を効率的に上げるためには、Part5の文法問題を早く正確に解く練習をしましょう。
リーディングパートには、Part5の文法問題、Part6の長文穴埋め問題、Part7の長文読解問題があります。
その中でも、勉強時間がスコアアップに最も直結するのがPart5で、目標解答時間は7〜10分です。
TOEICは「時間が足らない試験」と言われており、高得点者でも最後まで解けない方がいるくらいです。
Part5は早く正確に終わらせて、後半のPart6やPart7に時間を残せるかどうかが、スコアアップの鍵となります。
私自身も835点を取得した際、全ての問題を解き切れたわけでなく、難しい問題は飛ばしていました。
また、Part5の目標正答率に関しては、9割〜満点を目指しましょう。
なぜ、正答率が高くする必要があるのかというと、TOEICの配点は、正答率が高い問題ほど配点が高くなっているためです。
TOEIC受験者の平均スコアのリーディングパートでは、ほとんど毎回、文法問題の正答率が一番高くなります。
私が過去に受けた試験についても、全ての回で文法問題の正答率が1番高かったです。
このことから、リーディングの中でもPart5を極めることが800点取得の第一歩となること間違いなしです。
実際に使用した参考書
ここでは、私が800点を目指すにあたって実際に使用した参考書について紹介します。
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ [単語]
単語帳に関しては、効率よくスコアアップするためにTOEIC試験専用の単語帳を使いましょう。
『金のフレーズ』は、TOEICによく出る単語が体系的にまとめられているため、効率よく試験対策を行えます。
金のフレーズでは目標スコア別に覚えるべき単語が紹介されていますが、私的には990点レベルまで、つまり全ての単語を覚えることを強くおすすめします。
その理由は、単語を知らないだけで問題の意味がわからなかったり、長文問題で推測する必要が生じて時間が足らなくなったりとデメリットが多いからです。
そのため、金のフレーズに収録されている単語は全て覚えましょう。
1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急[文法]
文法に関しても、単語帳と同様にTOEIC専用のものを選ぶことをおすすめします。
私が実際に使っていた参考書は、『1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急』です。
この参考書には、TOEICの問題傾向やテクニックを知るのに十分な153問が収録されています。
公式TOEIC Listening & Reading 問題集[模試]
試験勉強で最も大切であるのが模試だと思っています。
この問題集は、試験問題を作っている会社から販売されており、1冊につき2回分収録されています。
注意点としては、公式問題集は最新版を買いましょう。
最新版を買うことで、TOEIC試験の問題傾向を掴むとともに本番と同じナレーターの音声を聞けます。
この問題集を何度も解くことで、TOEICの問題形式に慣れるとともに実力を測ることができます。
また、リスニングに関しては、復習の際にシャドーイングを取り入れると、より効率的にリスニング学習ができます。
リーディングに関しては、選択肢を選んだ理由が自分の言葉で説明出来るくらい徹底して復習しましょう。
TOEICテスト精選模試リスニング,リーディング[模試]
この参考書は、公式から出ている模試ではありませんが、1冊に5回分収録されていることや本番のレベルに近い模試であることから学習に取り入れました。
注意点としては、比較的レベルが高いので700点を超えたあたりから取り入れることをおすすめします。
また、公式問題集を徹底的に学習した後に必要に応じて購入しましょう。
800点は簡単ではないが継続で取れる点数
今回は、TOEIC800点を目指すにあたって、必要な勉強時間や期間、必要なテクニックや対策について紹介しました。
私自身、今回紹介した内容をもとにTOEIC800点を取ることができたので、これから800点を目指す方の参考になればと思います。