「機械工学科を卒業したらどんな企業に就職するの?」
「機械工学科は就職しやすいって本当?」
この記事では、このような疑問を解決します!
機械工学科の学生は一般的に「就職に強い」と言われ、文系や理系の他学科の学生に比べて非常に有利です!
なぜなら、ほとんどの企業で機械を用いた業務が存在しており、その機械の操作や修理、メンテナンスなど機械の知識を持つ人材が必要不可欠であるからです。
今回の記事では、機械工学科に人気の就職先や業界を紹介していくので、これから就職先を探す方はぜひ参考にしてみてください!
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機械工学の就職先ってどんなところ?
機械工学科では、4力学を中心に機械設計法や機械製図法など、機械エンジニアになるために必要となる様々な専門科目を学習します。
そのような知識を身につけた学生の就職先には、以下のような業界があります。
- 製造
- プラントエンジニアリング
- インフラ
- 商社・金融
- 公務員
機械工学の就職先は製造業から公務員まで幅広いフィールドで活躍できるので、自分の適性を把握して柔軟に選択することが大切です。
また、機械工学の就職先は主に「B to B企業」(企業と企業の取引)と「B to C企業」(企業と顧客の取引)の両方がありますが、
特に「B to B企業」は一般消費者に知られることが少ないため、知名度が低い傾向にあります。
逆に言うと、売上やシェア率が高くても、就活生が知らない企業がたくさんあるため、穴場の企業も多く存在します!
製造業界
モノづくりを学ぶ機械工学の学生の就職先として、代表的なのは製造業界です。
製造業は飛行機などの大型機械からベアリングなどの小さい機械部品まで多種多様です。
機械は数百、数千規模の細かい部品で出来ているため、複数の企業がそれぞれ部品を担当して1つの製品を完成させることも珍しくありません。
そんな製造業にも以下のように様々なメーカーが存在します。
- 自動車
- 自動車部品
- 重工業
- 工作機械
- 建設機械
- 輸送機器
- 産業用ロボット業界
- 半導体業界
- 航空機業界
- 食品
- 化学
- 製薬
- 医療機器
これは意外かもしれませんが、機械メーカーだけでなく、化学や食品メーカーなども製造過程で機械を使用しているため、機械系の人材が必要です。
しかし、多くの機械系の就活生は募集自体に気づかないケースが多いので、穴場になりやすいです。
また、製造業の中でも自動車メーカーは特に人気があり、私の所属している機械工学科では、約50人の学生のうち毎年5〜10人が就職します。
プラントエンジニアリング業界
プラントエンジニアリングとは、
- 工場の企画や設計
- 建設工事
- 施設管理
- 保守・メンテナンス
などを行うことであり、機械・建築・化学など様々な分野の人材が必要となります。
具体的な企業としては、日揮、千代田化工建設、東洋エンジニアリングなどがあります。
インフラ関連
機械系の人材が必要となるインフラとしては、電気・ガス・交通関連が挙げられます。
近年はSDGsによる環境意識の高まりから、太陽光・風力発電などの再生可能エネルギー関連の企業の需要も高まっています。
具体的な企業としては、東京電力、出光興産、コスモエネルギーHD、JAPEX、JR東海、レノバなどがあり、
あまり知られていないけど、実は機械系の人材が必要とされている業界の1つです。
商社・金融系
多くの機械工学科の学生は製造業に就職しますが、商社やコンサル会社、銀行に就職する人も一定数います。
文系出身の学生が機械エンジニアになることは難しいですが、文系の学生に人気な企業に機械系の人材が就職することは可能です。
機械系の学生が商社で働くメリットとしては、メーカーとやり取りする際に機械の知識が活かせることや研究で培った論理的思考力が役に立ちます。
公務員
実は民間企業ではなく、公務員へ就職する人も一定数います。
一般企業の技術職員と公務員の技術職を比べると以下のような違いがあります。
- 製品を作る側でなく、製品を上手く「使う」側に立つことが多い
- 利益を求めるのではなく、自治体や国全体を見据えたプランを考える
- 充実した勤務環境と安心感
これらを魅力的に感じる方は公務員を選択肢に入れると良いと思います。
人気の就職先ランキング
ここでは、「キャリタス就活2023」が発表している就職希望企業ランキングを紹介します。
機械・電気・電子・精密機器・医療用機器
- ソニー
- 富士通
- 日立製作所
- パナソニック
- 川崎重工業
自動車・輸送機器
- トヨタ自動車
- ホンダ
- デンソー
- 日産自動車
- 豊田自動織機
鉄鋼・非鉄・鉱業・金属製品
- 日本製鉄
- リンナイ
- 住友電気工業
- 三菱マテリアル
- YKKグループ
エネルギー
- 関西電力
- 中部電力
- 東京電力HD
- 東京ガス
- 東北電力
ランキングを見てもらうとわかる通り、トヨタ自動車やソニーなど有名な「B to C企業」が多いと思います。
就活で大切なこと
就活で大切なことは「軸選び」です。
私の知人に、高倍率だった某大手企業に「大手に就職したい」という一心で、努力して就職した人がいるのですが、
その人は就職する前に想像していた働き方と実際の働き方にギャップを感じてしまい、結果として半年でその職場を辞めました。
この話を聞いた時から「就活の軸」は思っていたよりも重要だと痛感しました。
私としては、思ったより多くの学生がネームバリューに重きを置いていると感じています。
しっかり自分で考えて就活の軸をネームバリューにすることは良いのです。
しかし、なんとなく有名企業にするのではなく、自分のやりたいことの「軸」を見つけた方が後悔しないと感じるので、自己分析を十分に行って就活をしましょう!
第1志望に受かるためには何が必要か
では、就活の軸が決まったあと、どのようにしたら第1志望の企業に受かるようになるのでしょうか。
就活をまだしていない人や就活を始めたばかりの方は以下の項目に取り組みましょう。
- 自己分析の徹底
- 企業研究
- インターンへの参加
- Webテストや面接の対策
自己分析の徹底
自己分析は思っているよりも多くの時間をかけることをおすすめします。
第一志望の企業に受かるためには、エントリーシートを通過し、面接で自分がどういう人間でどんなことをしたいかを適切に答える必要があります。
自身の性格や過去の努力したエピソード、なりたい将来像など思いつく限りの自己分析を行いましょう。
深い自己分析を行うことで、企業の理念や社風と自分の価値観のミスマッチをなくしつつ、志望動機に結びつけられるので、自己分析の徹底は必須となります。
自己分析の最初の1歩として、適性検査を受けることをおすすめします。
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これらを利用することで、簡単に自分の向き・不向きや強み・弱みが分かり、企業選びに役立ちます!
企業研究
企業研究とは、自分の志向に合う企業を見つけ、その企業が合うかどうかを見極めるために企業への理解を深めることです。
企業研究をする目的としては以下の2つがあります。
- 同業他社・競合他社との違いを明確にする
- 企業への志望動機を具体化する
同業他社・競合他社との違いを明確にする
例えば、一見同じような事業をしていると思われそうな、トヨタ自動車と日産自動車を経営指針の点で比べてみましょう。
- トヨタグローバルビジョン
“未来のモビリティ社会をリードする” - Nissan Ambition 2030
“電動化を推進し、多様な選択肢と体験を提供”
これを見ると、トヨタは自動車に力を入れるだけでなく、次世代の新しい乗り物の開発に力を入れており、
日産は他社に比べてEVの普及促進に取り組んでいくことがわかります。
仮に、トヨタ自動車に「電気自動車を作りたい」という志望理由を持って面接に行くと、
「トヨタでなくても出来ると思いますが、なぜ日産ではなく、トヨタを選んだのですか?」
などの質問がされ、うまく答えられず、面接に落ちるというケースになりかねません。
同じ業種でもかなり経営指針が異なるので、自分の志望する業界の企業研究は入念に行いましょう。
企業への志望動機を具体化する
実際にESや面接では浅い志望動機だと高い確率で落とされるため、志望動機を具体的にする必要があり、その手段として「企業研究」は非常に有効です。
企業研究をする際には以下の項目を中心に行いましょう。
- 企業情報
- 事業内容
- 制度
- 採用情報
インターンに参加する
第一志望のインターンに参加することで以下のメリットがあります。
- 人事担当者に顔を覚えてもらえる
- インターンシップのみの早期選考がある場合がある
- 企業理解が深まる
インターンシップに参加することで、インターネットでは知れない生の情報が手に入るので、参加することを強くおすすめします。
Webテストや面接の対策をする
まずは、企業研究で採用情報の中で、Webテストの有無、面接の形態(個人面接、グループディスカッション等)を確認します。
Webテストや面接は対策本が出ていたり、インターネットに過去の面接情報が出ているので、自分に合う対策法を見つけたら目標から逆算して取り組みましょう。
就活の頑張り次第で人生は変わる
今回は機械工学科の就職先や人気企業、第一志望に受かるために必要な努力や行動を紹介していきました。
就活の頑張り次第で人生は大きく変わるので、特に機械工学科の学生は今回の記事を参考に、後悔のない就活をしましょう!