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英語でのディベートのやり方!基本とコツを学んで自信をもってスピーチしよう!【例文あり】

最近、中高の授業をはじめ、大学の授業にも取り入れられている英語ディベート。

とっつきにくく思えるディベートも、コツを学べば日常会話よりも簡単で、そして将来にとても役に立つ技術を得られるんです。


私は高校一年生の時に英語ディベートに出会ったのですが、最初は「ban (禁止)」の英単語さえも分からない状態でした。

そこから練習を経て、高校時代には県大会優勝、全国大会8位入賞などを勝ち取り、大学2年生までは、授業で即興型ディベートを行う、高校生の指導にも少し携わっていました。


この記事では、「ディベートを授業でしなきゃいけないけど、何をどう話せばいいのか分からない!」方向けに、英語ディベートの基礎の基礎のポイントをお伝えします。

この記事を読めば、自信をもってスピーチに臨めること間違いなしです!


英語でのディベートのやり方・コツ

① AREAに沿って文章を組み立てる!

ディベートにはいくつかの”型”があるのですが、そのうち作りやすいのが「AREA」と呼ばれる型です。

  1. Assertion(主張、結論)
  2. Reason(理由)

  3. Example(具体例)

  4. Assertion(結論)

最初と最後に結論を繰り返すことで、言いたいこと(主張)を的確に相手に伝えられます。

そしてこの型こそが、ディベートが日常会話よりも挑戦しやすい一つの理由です。


実際に例文を下に書いてみましたので、どんな型か確認してみてください!


AREAを使った例文

(論題)High achieving students should be allowed to skip grades.(優秀な高校生は飛び級することを許されるべきである。)

The skipping grade system will allow talented students to utilize their abilities and lead to the development of society.

(A:主張)飛び級制度によって、優秀な学生が能力を生かせ社会の発展に繋がる。

 

This is because the best students will be able to get to higher education earlier and actually engage in research institutions sooner.

(R:理由)優秀な学生が、より早くに高等教育を受けることができるようになり、実際に研究機関に従事する時間が早くなるから。

 

In fact, in countries overseas where there is a skipping grade system, many students are involved in research and produce results at a young age.

(E:例)実際に、海外で飛び級制度がある国では、多くの学生が若いうちに研究に携わり結果を出している。

 

The skipping grade system should be introduced so that talented students can make the most of their abilities, which will ultimately lead to the development of society.

(A:主張)優秀な学生が能力を生かし、最終的には社会の発展に繋がる飛び級制度は導入されるべきである。 


このようにAREAは、スピーチに一貫性が出て、なおかつ結論が際立つ良い型なので、まずはこの型を参考に使ってみてください!


② 登場人物を考えよう!

よし、型を使えば良いんだな!じゃあ当てはめてみよう!と思っても、そもそも何を話せばいいのか分からないことってありますよね。

そんな時は論題を深堀りして、「誰がこの論題に関係しているのか」を考えると、主張が思いつきやすいです!

人をイメージすることでグッと身近になり、主張に具体性、親近感が生まれるのでオススメです。


それでは、実際の例とともに登場人物から主張を考える方法をお伝えします。


登場人物を意識した主張の作り方

(論題)Abortion should be banned.(人工妊娠中絶は廃止されるべきである。)

この議題に対して、考えられる登場人物を挙げていきます。

  • 妊娠している女性
  • 生まれてくる子供
  • 生まれてくる子供の父親
  • 妊娠している女性の親
  • 近所の人
  • 病院の先生
  • 母親の友達(学校?職場の同僚?)

このように、論題から一度思いつく限りの登場人物をリストアップしてみます。

その後、この論題によって最も影響を受けそうな人を選んで、その登場人物の事情などを考えてみます。

この時、5W1Hを意識すると考えやすいです!


Where? どこに住んでいる?日本?先進国?発展途上国?

Who?        どういう年齢が多い?どのような社会階層?

When?   どういうときに論題と関係する?

What?  何をしている人?

Why?    どうして論題が必要?そのような事情がある理由は何?

How?        どのくらいの重要性・必要性がある?

などを考えると、自然と主張が思いつくかと思います!


例えば、人工妊娠中絶を望む若くて経済的な問題を抱えている女性を考えた時には、

「人工妊娠中絶の廃止によって、子供を育てるために多大で不当な負担を負ってしまい、自殺や虐待などの大きな問題が起こる可能性がある」

という主張ができます。


このように、主張が思いつきやすくなり、主張に具体性が生まれるこの方法はとてもオススメです。

何を話せばいいのか分からない時は、ぜひやってみてください!


③ 深刻性 × 可能性・規模を意識してみよう!

ここまでで、「スピーチの型」と「話すべきこと」はなんとなく掴めたのではないかと思います。

次に意識するべきポイントは、「深刻性と主張が起こる可能性・規模」です。

ディベートでは問題の規模と主張の深刻性が大きいほど、議論する価値が高いとされています。


物事の重要性は、

  1. その物事が起こった時の深刻性
  2. その物事がおこる確率、規模

の掛け算によって定義されると考えています。

どれだけ深刻でも(①が大きくても)わずかな可能性でしか起こらないもの、小さな規模でしか起こらないものだったら、議論の影響が小さくなります。

(快晴の日に「突然土砂降りが降ったらどうしよう…」となって傘を持ち歩く人は少ないですよね…!)

一方で、大きな規模で起こりうるものでも、些細な問題だと労力を割くことはあまりありません。

(「明日の最高気温は、15度から1度上がって16度になります!」と言われても、服装を変える人は少ないと思います。)


「深刻度 × 可能性・規模」を意識することで、相手の主張について疑問を投げかけたり、反論ができるようになります。

「1度上がっただけなのに、半袖を着るべきなんて主張は極論じゃない?」とかね。


④ 結局、伝える気持ちが重要!

どれだけ、スピーチの原稿が完璧でも、伝え方がいまいちだと感動的なスピーチにはなりえません。

逆にスピーチに少し穴があっても、自信満々に伝えていたら上手く伝わることも多くあります。


気持ちを伝える上でポイントとなるのは、以下です!

  • 表情
  • 声色
  • 声の大きさ
  • アイコンタクト
  • ジェスチャー
  • 姿勢
  • 強調するべきことを繰り返す

伝わるか、伝えようとしているかがとても大きなポイントです。

恥ずかしいかもしれないし、緊張するかもしれませんが、伝わった時の感動ははかりしれないものです。


ぜひ、”相手に伝える”ことを意識して多少オーバーに話してみましょう!


英語ディベートに使えるフレーズ集!

最後に英語ディベートで使えるフレーズをいくつかまとめました!ぜひ活用してみてください。


主張系

・I believe that-(私はこう思います)

・Let me explain about-/why(~について/なぜ~なのか、説明します)

・I have 3 things to talk about.(3つ話すことがあります。)


間をうめる系

・Never mind.((本筋と違う話をしてしまったとき)気にしないでください)

・Well, (ええと)

・Let me see.(ええと)

・You know, (ええと)


反論系

・You said that-, but(あなたはこう言いましたが、)

・That is not true.(それは正しくないです。)

・That is not always true.(それは全て合っているわけではありません。例外があります。)

・That is not relevant for this topic.(その主張は、この議題に適切ではありません)

・That is not important.(重要ではありません。)

・That is not necessary.(必要ではありません。)

・There are many alternatives.(代替案があります。)


反論に反論系

・even if(万が一~だとしても)

・even though(確かにそうなんだけれども、それでも)


まとめ、比較系

・ Let me summarize today’s debate.(今日の議論をまとめましょう。)

・rather than (~よりも)


英語ディベートの勉強に役立つ本

英語ディベートを勉強したい方へ参考になる本を紹介します!

良かったら読んでみてください。


・英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニング


これから始める方は、こちらもオススメです。

・中学・高校 英語ディベート入門


短期集中的に学びたい方は、Amazonの読み放題サービスであるKindle Unlimitedに登録すると、以下の英語ディベート本が980円で読み放題になるので一番お得だと思います!(2021年12月現在)

初めての方だと、30日間無料で利用できます!


ディベートの経験は就活や研究にも活かせる

以上、まとめてきました英語ディベートのコツなのですが、これらは英語ディベートに限った技術ではありません。

日本語で行う就職活動や研究発表、研究報告など、多くの場面でも役立ちます。


ぜひ、ここで紹介したコツを使って、授業、ひいてはそれ以降の生活に役立ててみてください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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はるな

東京の工学部化学系に通う、アイドルオタクな大学4年生です!皆さんの心の支えになる情報をお届けできるようにがんばります!よろしくお願いします☺︎

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