「本気で勉強するからTOEIC800以上は欲しい…!」
「就活を有利に進めるために、早くスコアを上げたい!」
今回は、こんな悩みを持つ方に向けて、実際に私がTOEICスコアを2か月で400から830に上げた方法を紹介します。
英語が苦手だからそんなの無理!と思うかもしれません。
ですが、結論を言うと英語に自信がない大学生でも短期間でTOEICスコアを大幅にアップさせることは可能です。
私自身、最初はTOEICで400点を取ってしまうレベルでしたが、本記事で紹介する方法により2か月という短期間で830点を取ることができました。
就活や院試で求められるTOEICスコア
就職や院進でTOEICを強みにするためには、どれくらいのスコアを取る必要があるのでしょうか。
就活で求められるTOEICスコアは600以上
国際ビジネスコミュニケーション協会の調査によると、企業が新入社員に期待する平均スコアは、535点という結果でした。
しかし、実際の新入社員のスコアを業種別にみると、人気の業種では入社時の平均が600点を超えています。
このことから、就活を有利に進めるためには最低でも600点以上は必要と言えます。
志望する就職先によっては、さらに上のスコアが求められるため、700点以上を目指すと良いでしょう。
院試で求められるTOEICスコアは700点以上
大学院入試では、旧帝大レベルを目指すなら700点以上取る必要があると言われています。
文系大学院なら750点以上、理系大学院なら700点以上が目安です。
ボーダーの点数は600~650点程度と言われていますが、TOEICスコアで他の人と差をつけたいのであれば、700点以上あると安心です。
また、大学や学科によってボーダーの点数やスコアの換算方法は異なるため、入試情報を確認したり、研究室訪問の際に聞いたりと、情報をしっかり手に入れておきましょう。
TOEICスコアアップに必要な3つのこと
TOEICスコアをアップさせるためには、学習を開始する前に次の3つのことをしましょう。
- 目標スコアと試験受験日の決定
- 何をどのくらい学習するか決める
- 日々の学習計画を立てる
それぞれ詳しく説明していきます。
目標スコアと試験受験日の決定
まず、自分が目標とするTOEICスコアと目標を達成する試験日を決定しましょう。
「頑張れば700点くらいすぐ取れるでしょ!」と漠然とした目標では、毎日どのくらい学習すべきか分からず、学習計画を立てることができません。
計画を立てないまま始めると効率的な学習ができないため、短期間でのスコアアップは難しくなります。
そのため、自分のTOEICを受ける目的に合わせて、目標スコアと試験受験日を具体的に決めることが重要です。
何をどのくらい学習するか決める
目標スコアと試験日を決めたら、次は、何をどのくらい学習するか決めます。
「何をどのくらい学習するか」というのは、「どの教材・参考書を」「いつまでに終わらせるか」を意味します。
試験日までに使用する参考書を決め、各参考書をいつまでに終わらせるか決めます。
- 公式問題集を〇日までに2周する
- TOEIC用単語帳に載っている単語を△日までに全て覚える
- 文法問題集を□日までに解き終える
このように、試験日までに「何をどのくらい」勉強するか決めておくと、目標達成までにやるべきことが明確になるため、効率的な学習ができます。
日々の学習計画を立てる
使用する参考書と、終わらせるまでの期限が決まったら、期限から逆算して日々の学習計画に落とし込みます。
ここで重要なのは、学習を習慣化するために「時間帯まで具体的に決めておくこと」です。
【平日】
朝30分→文法問題集の問題30問解く
帰宅後30分→単語を100語覚える
【休日】
午前2時間→公式問題集を解く
午後3時間→公式問題集の見直し
このように、時間帯と何を学習するか具体的に計画を立てることで、TOEIC学習を習慣化できます。
学習が習慣化すれば、継続的に力をつけていけるため、着実にTOEICスコアが伸びるはずです。
2か月でスコアを830にした方法
ここからは、私が実際に2か月のTOEIC学習で830点を取った方法を紹介します。
私がTOEIC学習で使用した参考書は、以下の4つです。
それぞれ、どのように使用して学習したか説明していきます。
最初の2週間は公式問題集でお試し
まずは2週間、公式問題集を解いて見直しを行い、
- 各パートのテスト形式
- 各パートの解き方
- 時間配分
を身に付けていきました。
平日は重要なパートのみ強化
公式問題集を解いて、TOEICの形式を知った後、平日は単語、文法問題(Part5)、リスニング(Part3,4のみ)の強化を重点的に行いました。
具体的には、
- 通学中(大学まで車で往復2時間)
→ Part3,4の音声をシャドーイング - 授業の空きコマ、バイトの休憩時間(1時間~1時間半程度)
→ 文法問題でる1000問を1日50~100問解く - 就寝前(30分)
→ 金のフレーズで100単語確認
以上の学習を毎日行っていました。
リスニング対策では、「聞く力」を身に付けるために長い音声が流れるPart3と4のみに特化してシャドーイングを行いました。
リーディング対策では、Part6とPart7に出てくる文章は、Part5の短文の集まりであることから、Part5のみに特化して対策を行いました。
Part5の強化だけでも十分に、TOEIC頻出単語や速く英文を理解する力、文法力を身に付けられます。
休日は本番に慣れる練習
休日は、2時間以上のまとまった時間が確保できたため、公式問題集や究極の模試を用いて、実際の試験と同様に時間を測って問題を解くという学習を行いました。
こうすることで、試験の緊張感や時間配分に慣れてきます。
見直しの時は、以下のポイントを確認していました。
- わからなかった単語
→ 意味だけでなく、発音も覚える - 理解できなかった文章
→ 単語・文法を確認して、文法の復習も行う - 正解の根拠を説明できるか
→ 設問ごとに正解の根拠を自分で説明できるまで、解説を読み込む - リスニングのスクリプト
→ 正しく聞き取れていたか確認する
以上のように、徹底的に見直しを行うことで、TOEICの頻出単語や表現、リスニング力、リーディング力を伸ばしていきました。
就活や院試に向けて効率的にTOEICスコアを伸ばそう
就職にしても、院進にしても、高いTOEICスコアを持っていることは強みになります。
とはいえ、TOEIC学習だけに時間を使い、他の活動を疎かにするのはもったいない。
効率的な学習計画と対策で、大学生活を充実させながら高いTOEICスコアを手に入れましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
私が使った参考書
- 公式TOEIC Listening & Reading 問題集
- TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
- TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
- TOEIC(R) L&Rテスト 究極の模試600問