「TOEICのリーディングを時間内に解き切れない!」
「どうやったら時間に間に合うようになるの?」
今回はこのような悩みを抱える方に向けて記事を作成しました。
先に結論を言うと、リーディングで時間が足りない大きな原因は次の3つです。
- 時間配分のテクニックを知らない
- 全問解こうとしている
- 単語力が足りていない
リーディングを時間内に終えるには、時間配分のテクニックを知り、全問解かないようにするのがポイントです。
本記事では、私がTOEIC835点を取った時に意識したリーディングのコツについて紹介します!
TOIECのリーディングで時間が足りない原因
先ほど紹介した、TOEICのリーディングで時間が足らなくなる3つの原因、
- 時間配分のテクニックを知らない
- 全問解こうとしている
- 単語力が足りていない
について詳しく解説していきます。
TOIEC特有の時間配分のテクニックを知らない
TOEICのリーディングで時間内に解くためには、リーディングパートの75分を理想の時間配分で解く必要があります。
具体的には、
- Part5(短文穴埋め問題)で8分
- Part6(長文穴埋め問題)で10分
- Part7(長文読解問題)で57分
を目安に解くことをおすすめします。
一般的にPart5、6はそれぞれ10分とされていますが、私の経験ではPart5、6を出来るだけ早く解いて、Part7に時間を残した方が点数が上がりました。
全問解こうとしている→難しい問題は解かない
結論を先に言うと、TOEICのリーディングは満点を狙わない限り、全問解く必要はありません!
時間短縮+スコアアップのためには、
「全問は解かずに難易度の高い問題は飛ばして、時間が余れば飛ばした問題に戻って解く」
という方法が有効です。
TOEICは英検のように、級やレベル別に問題が出されるのではなく、受験者全員が同じ問題を解きます。
そのため、満点を取るような高得点者の方でも悩む問題が含まれており、700点や800点を目指す方にとってはレベルが高すぎる問題があります。
ではどうすればいいかというと、100問全て解くのではなく、Part6の文挿入問題やPart7のNOT問題など難しいと言われている問題を飛ばすことです。
それによって、自分が解ける問題を増やすことができ、結果として点数はアップします!
単語力不足
これは意外と思う方もいると思いますが、リーディングを時間内に解くには、単語力が必須になります。
これまで、分からない単語に出会った際には、前後の文脈で意味を推測して解いた経験があると思います。
この作業は分からない単語の対処法として有効ですが、読み返す必要があるので時間が非常にかかってしまいます。
1つの問題に1語や2語なら許容できますが、5語以上になると内容を理解するのが難しくなるため、単語力を強化して分からない単語を減らすことが時間短縮のポイントとなります。
時間が間に合うための勉強法
これまで原因を紹介しましたが、どうしたら時間が間に合うようになるのでしょうか。
間に合うためには次の3つに取り組みましょう。
- 模試を活用して理想の時間配分に慣れる
- 金のフレーズの単語を全て覚える
- Part5を8分で解けるようにする
これだけでも点数が上がります。これから、具体的な勉強法について紹介していきます。
模試を活用して理想の時間配分に慣れる
私は時間配分に慣れるために模試(公式問題集)を活用して、以下の勉強法をしていました。
手順1:タイマーと公式問題集を用意する
手順2:タイマーを目標時間(Part5であれば8分)にセットして実際に解く
手順3:タイマーが鳴ったら、最後まで解き終わっていなくても目標時間をセットし直して次のパートに進む
手順4:時間内に解けなかった問題を別の色のペンで解き、時間制限ありの点数と時間無制限の点数をそれぞれ計算する
この方法を試しはじめた段階では、全ての問題を解き終わらず点数がいつもより低くなると思います。
しかし、この方法を何度か試していくうちに、難易度が高い問題は時間がかかるので意識的に飛ばすようになります。
そして結果として、自分が解ける問題に時間を使うことができるようになり、スコアが上がっていきます。
この方法を繰り返して、時間制限ありと時間無制限の点数の差が小さくなっていれば、学習の成果が出ている証拠となります。
この方法を実践して理想の時間配分を身につけましょう!
金のフレーズの単語を全て覚える
単語力不足によって推測に時間がかかるとタイムオーバーになります。
推測しなくても済むように、金のフレーズの単語は全て覚えましょう。
TOEICで有名な単語帳である金のフレーズの使い方として、一般的にはレベルに合った単語を覚えることが推奨されています。
しかし、全受験者が同じ問題を解く以上、全ての単語を覚えた方が点数アップに繋がるため、860点レベルや990点レベルの単語もぜひ覚えてください。
Part5を8分で解けるようにする
Part5を目標解答時間である8分以内(1問平均16秒)で解くためには、どんな問題に時間がかかるのかを知っておく必要があります。
Part5に出題される問題を大きく分けると、「全文読む必要がある問題」と「全文読まなくても解ける問題」の2つがあります。
全問読む必要がある問題は、語彙問題と接続詞問題です。
このパターンは時間がかる難しい問題のため、少し考えてわからなければ適当にマークして後から考えましょう。
全問読まなくても解ける問題は、品詞問題、代名詞問題、動詞問題、前置詞問題などがあります。
リーディング対策で使った参考書
私が実際にリーディング対策で使用した参考書について、使い方とともに紹介します。
この参考書を使っていれば、800点以上は目指せます。
公式TOEIC Listening & Reading 問題集9
公式TOEIC問題集はその名の通り、TOEICの問題を作成しているETSが公式で出版している参考書で、1冊につき2回分の模試が収録されています。
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
金のフレーズは、TOEICによく出る単語が体系的にまとめられているため、効率よく覚えることができ、リスニングとリーディングの両方を対策できます。
1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急
文法特急は、Part5、6に登場する問題のパターンを知り、それぞれの問題の解き方が体系的にまとまっている文法書です。
この参考書は、Part5の問題が125問、Part6の問題が28問の合計153問が掲載されています。
1駅1題 TOEIC L&R TEST 読解特急
この参考書は、Part7の読解問題に絞られた参考書なので、私は長文問題に慣れるために使用していました。
具体的には、毎日2チャプター解くことを習慣化して勉強していました。
時間が足りないと感じた時の対処法
今回紹介した対策をしていても、試験を受けている時や模試を解いている時に「時間が足りない」と感じる時があると思います。
そんな時は、思い切って悩んだ問題を飛ばして、確実に取れる問題を先に解くようにしましょう。
時間をかけすぎたせいで、「後半の問題が簡単だったのに解けないこと」なんてこともあり得るので、スコアアップのためにも解ける問題を確実に解いた方が良いです。
まとめ
今回は、TOEIC のリーディングで「なぜ時間が足りないのか」や「時間が間に合うための勉強法や対策」について紹介しました。
私自身、今回紹介した勉強法をもとに、リーディングの点数を100点以上アップさせることが出来たので、これからリーディング対策する方の参考になれば幸いです。