突然ですが、みなさんは理系大学生って勉強してると思いますか?
一般的に理系大学生と聞くと、実験や課題に追われているイメージを持つ方も多いかと思います。
先に結論を言うと、私の周りでは、就活や院試の時期以外だと全体の2割くらいの方が将来のために専門科目や英語、資格勉強をしています。
私自身は1日に平均で3〜5時間勉強しています。
目的を持って自主的に勉強する人は2割しかいないので、勉強習慣を確立できると他の学生と差をつけられます!
勉強をすると、
- GPAが上がり、希望の研究室に入りやすくなる
- 大学院進学にも就職にも有利
などメリットがたくさんあるので、勉強しておくべきです。
今回は、私の実体験をもとに、理系大学生の勉強事情や勉強習慣をつけるメリットを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!
理系大学生は勉強しない?→『勉強しないと後悔する』
結論を先に言うと、勉強しているかは人によって変わります!
中高生と同じく、勉強している人としていない人に分かれており、それに伴って成績の分散が激しいです。
大学の成績はGPAという0.0〜4.0までの数値で判断されますが、卒業ギリギリのGPA(1.5)の人や首席で卒業する程のGPA(3.9)の人など同じ学科の中で非常にレベル差があります。
しかし、私の意見としては、絶対に低学年のうちから勉強する習慣を付けてGPAを上げておくべきだと思います!
理由は大きく3つです。
- 研究室選びの時に希望が通る
- 就職や大学院進学に有利である
- 保護者の方から納得感を得られる
研究室選びの時に希望が通る
3年生になると、4年生で配属する研究室の希望を出すのですが、その際に大切になってくるのがGPAです。
GPAは1年生からの積み上げなので、1年生の頃に成績が悪いと、あとから挽回するのが非常に大変です。
私は、正直なところ、1年生の時にコロナウイルスの影響で全てがオンライン授業となり、モチベーションがなくなった結果、1年前期で1.18という恥ずかしい成績を取った経験があります。
しかし、その後、夢を諦めきれず目標を立てて努力した結果、3年後期でGPAを3.0まで苦労して上げました。
就職や大学院進学に有利である
大学を卒業して就職する場合、一般応募と学校推薦の2つの方法があります。
一般応募はエントリーシートの提出から1次面接、2次面接・・・最終面接のような選考ルートですが、学校推薦は2次面接からや最終面接からなど良い待遇を受けられます。
この学校推薦の枠は学校ごとに決まっており、希望する学生の中でGPAが高い順に割り振られます。
また、就職面接の際にGPAを見られることもあるため、就職活動においてGPAは必須ではありませんが、ある程度の指標にはなります。
さらに、大学院進学の方法にも一般受験と学校推薦、研究室推薦があり、内部生は学校推薦を利用して進学するケースがあります。
その際にはGPAが大学によって変わりますが、2.5〜3.0ほど必要になるため、就職活動だけでなく大学院進学にも役立ちます。
保護者の方から納得感を得られる
一般の大学生は保護者の方に学費を、さらには一人暮らしをしていると家賃や仕送りの負担もしてもらっている方も多いでしょう。
そのため、保護者の立場からすると高い学費を出している分、一生懸命頑張って欲しいと思っているはずです。
大学での成績通知書は保護者の方に届くので、頑張っている証拠として勉強して良い成績を取りましょう!
実際大学生は普段どのくらい勉強しているのか
文部科学省の「大学生の学習実態に関する調査研究」によると、1週間あたりの平均勉強時間は、
- 1年生が5.2時間
- 2年生が7.8時間
- 3年生が10.4時間
- 4年生が19.9時間
と言われています。
また、1日あたりの勉強時間に関しては、理系学生が48.3分、文系学生が28.4分となっています。
このデータは平均なので少なく感じますが、私自身や周りの学生と比べると理系大学生は全国平均より多くの勉強時間を確保していると思います。
理系学生の多くは課題やレポートに加えて、実験レポートや小テスト勉強、次の授業の予習などがあり、私が高校時代に想像していたより忙しかったです!
また、テスト期間や実験レポート作成日に関しては1日約10時間、長期休暇の時は0〜5時間など時期によっても変わります。
大学生が勉強しておいた方がいいこと
大学生は社会人に比べて圧倒的に時間のゆとりはあります!
ここではぜひ大学生のうちにしておいて頂きたい勉強について4つ紹介します。
- 専門科目
- 英語の習得
- 資格勉強(TOEIC、簿記、ITパスポート等)
- PCスキルの習得
専門科目
私が1番大切だと感じたのは、専門科目の知識深めることです。
大学で学んだ専門科目は、大学院ではもちろんのこと、専門職の仕事をする場合は社会人になっても役立ちます。
2、3年生と学年が上がると、前提知識として1年生の頃に習った科目の知識が必要になります。
専門科目は積み上げの知識であることが多いので、低学年のうちから積極的に取り組みましょう!
英語の習得
次におすすめしたいのは、英語の習得です。
理系大学生は4年生で研究室に配属されるのですが、その中で英語の論文を読んだり、書いたりなど英語が求められることが非常に多いです。
英語の習得をすることで、大学院や就職の時に必要なTOEICや、海外大学院を目指す際に必要なIELS、TOEFLなどの資格試験の対策が楽になります。
資格勉強(TOEIC、簿記、ITパスポート等)
自分の努力を知ってもらうために、資格の取得は非常に便利な手段です。
資格に関しては、就職時や社会人になってからも役に立つので、時間のある大学生のうちに勉強しておきましょう。
PCスキルの習得
これは意外に思われる方もいますが、PCスキルは大学生のうちに絶対に身につけておくべきです!
WordやExcel、PowerPointは大学生だけでなく、ほとんどの会社で求められるスキルの1つです。
今のうちに身につけておくことで、
- レポート作成時間の短縮
- 実験データの解析が容易になる
- わかりやすいプレゼン資料を作れるようになる
など、たいへん役に立つので積極的に取り組みましょう。
勉強を習慣にするやり方
大学生の中には、アルバイトやサークル活動で時間があまりない人もいると思います。
それに加えて、プライベートの時間を含めると勉強時間の確保は難しくなります。
短時間でも成長していくには、勉強の習慣を作ることが大切です。
習慣になると、少ない時間でもコツコツ目標に向かって努力できるため、ここからは勉強習慣の付け方について紹介します。
- 勉強する目的や目標を決める
- 勉強する環境を整える
- 勉強する時間を確保する
勉強する目的や目標を決める
まずは、勉強する目的や目標がないと何のために勉強しているのか分からなくなるので、具体的な目標を決めましょう。
目標の立て方のコツは、具体的な数字や日にちを定量的に決めることです。
悪い例:「いつか英語を喋れるようになる!」
良い例:「オンライン英会話を明日から1日15分だけ毎日続けて、とりあえず1ヶ月継続させる!」
のように具体的に〇〇日までに〇〇を〇◯分やる!と決めましょう。
勉強する環境を整える
次に勉強環境を整えます。
机の上にゲームや漫画があったり部屋が散らかっていたりすると、勉強の最中に気が散ってしまい、習慣をつけることが難しくなります。
私の場合は、家ではモチベーションが長続きしないことが多いので、大学の図書館やカフェをよく利用しています。
勉強する時間を確保する
最後に、勉強時間の確保についてです。
いくら勉強環境や目標があっても、勉強時間が取れないと勉強習慣は作れません。
まずは、短い時間(1日15分)でもいいので、とにかく毎日続けて習慣を付けましょう。
ロンドン大学の研究によると、習慣化に必要な期間は、18〜254日(平均66日)となっています。
そのため、まずは最低限必要と言われている3週間続けてみましょう!
まとめ大学生の時間は貴重。だからこそ効率よく勉強しよう。
今回は理系大学生の勉強事情や勉強しておいた方が良いこと、勉強習慣の付け方を私の実体験をもとに紹介していきました。
大学生の時間は人生の中でも貴重な時間だと思うので、高校生や大学生の方はぜひこの記事を参考にして、後悔のないキャンパスライフを送りましょう!