大学院入試の英語ってどんな対策をすればいいのでしょうか??
結論を言うと、受験する大学院によって形式が全く異なるので、対策方法も変わってきます!
私も大学院受験の時に調べて、あまりの違いにびっくりしました。
大学入試と同じと思って、同じような勉強をすると効率の悪い勉強方法になってしまうかもしれません。
この記事では、大学院入試における英語の形式とそれぞれの対策方法について、紹介していきます。
大学院入試における英語は2種類のパターンがある
大学院入試の英語は、
・TOEIC、TOEFLの成績を事前に提出する
・大学院が独自に作成した専門英語を当日受験する
この2つのパターンがあります。
あなたの目指す大学院がどちらの形式か調べておきましょう!
TOEIC、TOEFLの場合は事前準備が必要不可欠
TOEIC、TOEFLの成績を事前に提出する場合は、あらかじめ受験して合格に必要な点数を取っておく必要があります。
そのため、事前準備をどれだけできるかで合格へのハードルが変わってきます。
基準としては、私と大学院の友人の成績から考えると、
TOEIC…700
TOEFL…iBTで70
このあたりのスコアが取れていれば、十分に合格が狙えます。
TOEIC、TOEFLの成績は2年間有効なので、大学2回生以降で取ったものであれば使用できます。
確実に合格したいのであれば、2回生からTOEICやTOEFLを勉強して、余裕を持って合格点を取っておきましょう!
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院試で合格するTOEICの点数を徹底調査!院生流の勉強法も紹介!
専門英語は英語の論文や教科書から出題される
大学院入試では、TOEIC、TOEFL以外に筆記試験として専門英語を受験しなければいけない場合があります。
その専門英語はどんな内容がでるかと言うと、
あなたが学んでいる分野の論文や教科書から抜粋されて出題されます。
私の時は、
- 英語の専門書から、抜粋された文章の和訳
- 日本語で書かれた専門用語について英語で解説
- ある専門用語について解説された文章を読んで、その専門用語を英語で記述
- 専門書の文章の並べ替え
のような問題が出題されていました。
そのため、その分野の論文や教科書などをよく読んでおくことが合格する上で重要になってきます。
大学院入試の英語対策方法
それでは、私が実践した具体的な対策方法について紹介していきます。
TOEIC、TOEFLの対策
TOEICとTOEFLの点数を取る上で大事なのは、ただ英語の勉強をすればいいというわけではなく、
「英語の勉強」の他に「TOEICの勉強」または「TOEFLの勉強」という、それぞれに特化した勉強をする必要があります。
人によっては、TOEICの600点ぐらいであれば、TOEICの勉強をしているだけで取れます。
それくらい英語以外のテクニックが大切なんです。
TOEICの対策
TOEICは時間との勝負です。
600点を取るのであれば、全問解答するのに間に合わなくても問題ありません。しかし、700点以上を取りたい人はできるだけ全問解答できるように、時間配分を考えなければなりません。
自分に合った時間配分を決めるには、時間を記録しながら公式問題集を解くのが一番です。
・公式問題集
私の経験では、TOEICの600点であれば、公式問題集を解くだけで十分とることができます。
公式問題集はこれまで多く出版されているので、最新版だけテスト直前の模試用に取っておいて、他の公式問題集を繰り返し解くことがオススメです。
公式問題集の出題形式と、時間配分、頻出単語やパターンを覚えることで、クリアできるでしょう。
TOEFLの対策
ここでは、TOEFL iBTの対策について紹介します。
TOEFL iBTはリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングのすべての力をつけないといけません。
それぞれ隙がないように対策しましょう。
オススメの勉強法は、TOEICと同じくはじめに一度公式問題を解くことです。
・公式問題集
本番に近い方式問題を解くことで、自分の実力が不足している分野がわかります。
そして、その分野を集中的に勉強することで、効率的に点数を伸ばすことができます。
次に、問題を解く上で欠かせないのが単語です。
・単語
TOEFLの単語対策はこの本を使えば間違いないです。頻出単語がすべてまとめられています。
とりあえず、最低限この2冊を繰り返して頭に叩き込むことで、ある程度の点数は取れるようになります。
より点数を上げたい人は、苦手な分野を別の参考書で克服して、乗り越えましょう!
早めに目標のスコアを取っておこう
何よりも優先すべきは、大学院に成績を提出するまでに、目標点数を取っておくことです。
直前に受けて、届かなかった…。
なんてことにならないよう、前もってTOEIC、TOEFLを受験しておきましょう。
私の後輩に、直前にTOEICを受けて目標点数まで届かなかったため、やむなく他の大学院へ進学した人もいます。
TOEIC、TOEFLの成績は2年間有効なので、十分な準備をしておくと大学院入試の時に楽ができますよ!
専門英語の対策
専門英語は、あなたの専門分野によって内容が変わるので具体的な本などは上げられませんが、共通してできる対策について紹介します。
基本は論文を読むこと
専門英語の対策は、論文を読むことです。
あなたの専門分野で有名なジャーナルや、理系であれば科学全般が載っているNatureやScienceなどを読みましょう。
ゼミや研究でも役に立つので、日頃から論文を読む習慣をつけることが大切です。
そして、わからない単語は別にまとめておくといいです。それが、単語帳の代わりになります。
スラスラと専門分野の論文が読めるようになると、単語力とリーディング力は十分でしょう。
専門分野の勉強するときの参考書を洋書にする
これは、私が実際にやっていたことです。
私の専門分野は化学だったので、大学院入試の専門科目の勉強は一部洋書の教科書を使って勉強していました。
英語でもグラフや図があれば、書いてあることは理解できるのでそこまで難しいことはありません。
わからない単語は論文の時と同じように、別でまとめて単語帳として使いましょう。
これで、専門科目と英語の勉強ができるので一石二鳥です。
しかし、専門科目の勉強が不十分な場合、わからないことが多くなると思います。
その場合、はじめは日本語の教科書を使って一通り勉強してから洋書に取り組みましょう。
ライティングも洋書を使って練習しよう
大学院入試では、英語で説明しないといけないようなライティング問題が出ることがあります。
リーディングとライティングは全く別の力が必要なので、洋書を読むだけでは不十分です。
洋書で、ある言葉の説明をしている部分を見ながら、自分で文章を書いてみましょう。
そして、次は見ないで、考えながらその言葉を英文で説明してみましょう。
それを繰り返して、同じような表現ができるまで練習します。
これを様々な言葉に対して行なっていくことで、ボキャブラリーが増えて文章を書けるようになります。
おすすめのライティング本
大学院入試の英語は専門科目よりも前から勉強すること
大学院入試では専門科目と英語の勉強をする必要があります。
当然、英語よりも専門科目の方が難しいです。
そのため、専門科目の対策ばかりに追われてしまい、英語の勉強の時間が取れずに準備が間に合わないことがあります。
英語は前もって準備が十分にできる科目なので、早め早めに対策するようにしましょう!