結論から言うと、私は手土産を持たずに研究室訪問をしていましたが、
問題なく第一志望の大学院に入学できました。
どの先生からも指摘されたこともありません。
という訳で、手土産は特に必要ないです!
………。
……だがしかし!
それでも不安に思う人も少なくないと思います…!!
「こいつの場合が、たまたまそうだっただけだろ?」
と言われたら、否定できません…。
そこで、今回は院生を経験した私が、「手土産問題」について真剣に考察してみました!
手土産は必要なのかどうか、持っていくことでどんな恩恵があるのか、色々考えてみましたので良かったら参考にしてください。
「手土産」っているの?いらないの?両方から考察してみた。
手土産の有無って、「持っていく手間、お金、どれを選べばいいのか悩む面倒さ」と「持っていかない時の心証、不安」を天秤にかけて決めると思います。
つまり、両方のメリット・デメリットが分かれば「自分はどうしたいのか」が判断できるのではないでしょうか。
そこで私の経験と、院生の時に見学に来た他の学生の様子から、手土産のメリット・デメリットについて考察していきたいと思います。
手土産を持っていく場合
メリット
- 「手土産持ってこない人は失礼だ」派の先生を考える必要がなくなる
- 手土産を持っていくことで、話題ができる
- エピソードによっては、印象に残せて覚えてもらえる
手土産を持っていく場合、マナーの面で気にする必要がなくなります。
あとは、メールマナーや当日の準備などを怠らなければ、安心です。
マナーが心配な方へ
また、手土産を持っていくことで話題ができたり、印象を強く残せる可能性もあります。
会ったばかりで緊張している時に、つい会話が途切れてしまうと、次にどんな話をしたらいいのか悩みますよね。
そんな時に手土産があれば、話題として使うことができます。
デメリット
- 持っていく手間がかかる
- どれを選べばいいのか迷ってしまい、しんどい
- 訪問先が多くなると出費がかさむ
手土産を持っていくデメリットとしては、まずそもそも選ぶのが面倒です。
「どんなのがいいのかなぁ」「好みに合わなかったらどうしよう」
など、話を聞きたいだけなのに、無駄に悩まないといけなくなります。
本当は好みなんて考える必要はありません。
「手土産を持っていく」という気持ちが最も大事だからです。
大体、もらった手土産は学生たちに振舞われていたので、先生の好みに合わなくても大丈夫です。
あと、何ヵ所も研究室を回る場合、お財布が寂しくなってしまいます。
手土産を持っていかない場合
メリット
- お金も手間も悩む時間も必要なくなる
- 「手土産持ってこない人は失礼だ」派の先生を遠ざけられる
手土産を持っていかない!と決めた場合、何も考える必要がなくなります。
院試勉強している間に、「あ、今週の研究室訪問のために手土産買っとかなきゃ」なんて頭をよぎると集中できませんよね。
当日になって「手土産忘れた!やばい!」なんて慌てることもなくなります。
あと、「手土産持ってこないなんて、失礼なやつだ!」などと考える先生に従事してしまう危険性を回避できます。
そんな人だと、ことある毎にマイルールを押し付けられそうで窮屈になるイメージだったので、私は持っていきませんでした。
デメリット
- 「手土産持ってこない人は失礼だ」派の先生の心証が悪くなる
- 最初の話題の切り出しが難しくなる
マナーを重んじているが、研究面では良い先生だった場合、心証が悪くなってしまいます。
また、最初の緊張をほぐすためのアイスブレイクとして、お土産の話題が使えなくなります。
そのため、持っていかない方は前もって話す話題を考えておくと安心です。
私が手土産を持っていかなかった理由
私が手土産を持っていかずに研究室訪問をしていたのは、
「手土産で合否を判断されたくなかったから」
です。
当時は、先生方に自分の実力や研究に対する姿勢を評価してもらいたいと考えていたので、手土産の有無で判断されたくない気持ちがありました。
手土産なんかで心証が変わるような先生の下で研究はしたくない!ぐらいの勢いでした笑
私と同じ考えの方は、特に手土産は必要ないと思います。
手土産がなくとも、真っ直ぐに学生を見てくれて、受け入れてくれる先生はたくさんいます。
何に変えても行きたい研究室があるなら、持っていくべき
しかし、もしあなたが「先生の人柄はなんでもいいから、どうしても行きたい研究室がある」という気概を持った方であるなら、
確実に手土産は持って行った方がいいです。
なぜなら、手土産を持っていくことで印象が良くなることはあっても、悪くなることはないからです。
金銭や手間も惜しいですが、将来の目標には代えられません。
どんな手土産を持っていけばいいのかは、これからお話したいと思います。
手土産は持って行ったほうが無難なのは事実
金銭面や手間のデメリットを除けば、手土産を持っていってプラスになることはあっても、マイナスになることはありません。
先生からの印象が不安な人は、用意しておいても良いでしょう。
とはいえ、どんなのを選べばいいのか悩んでしまいますよね。
そこで、どんな手土産ならOKかをご紹介していきます。
手土産はお菓子でOK。目安となる内容数は、研究室の人数分
手土産といっても、飲み物や乾物、お菓子など色々ありますが、「お菓子」でOKです。
箱の中に個包装でいくつか入っているような、よくあるタイプのお土産が無難に喜ばれます。
新型コロナウイルスなどの感染症対策として、個包装で1つ1つ包まれているタイプを選びましょう。
内容数は、研究室のホームページを調べて、「学生+先生の人数分」あれば十分です。
1000円〜3000円以内くらいの、一般的なお土産売り場に売っているお菓子で問題ありません。
手土産にオススメなのは地元のお菓子
手土産にオススメなのは、あなたの地元のお菓子を持っていくことです!
なぜなら、良い話のネタになるからです。
あとは、あなた自身を覚えてもらいやすくなります。
先生は多くの学生と会うので、その辺によくあるちょっとオシャレなクッキーを持って行ったとしても、印象には残りにくいです。
自分のよく知る地元のお菓子を持っていけば、出身で覚えてもらえるので記憶に残りやすいですし、ちょうど良いアイスブレイクの話題にもなります。
「東京ばな奈」や「ごまたまご」なら東京、「鳩サブレー」なら鎌倉、「ひよこサブレー」なら博多のように、地域が分かりやすいお菓子がベターです。
何個も買いに行くのが面倒だ…という方は、Amazonや楽天などのオンラインショップで買うのが楽です。
お土産系も扱ってるなんて…便利すぎる…!!
手土産選びの参考になれば幸いです。
正直どっちでも良い。実力で行くなら要らないし、印象も大事にして万全を期するなら持っていこう
手土産を持っていく・持っていかないメリット、デメリットについてご紹介しました。
結論は、どちらも正解です。
なんじゃそりゃ!って感じですが、あなた自身の性格によって正解が変わる問題なんだと思います。
私のように、研究に対する思いや人柄を見て欲しい方は、持っていかない方が後悔しないです。
一方で、どうしてもこの先生が良い、印象も大事にして万全に行きたいという方は、持っていく方が後悔が少ないと思います。
自分自身の性格を考えて、全力で院試に臨める選択をするのが一番です。
全力を出せるためのサポートを当ブログでできれば、これ以上の望みはありません。