これを読んでいるあなたは、これから
- 大学院に進学するのかどうか
- 外部の大学院に進学するにはどうすればいいのか
- 大学院とはどういうところなのか
と考えている時だと思います。
私が大学院進学を決意したときは、調べてもどうすればいいのか具体的に書かれているところが少なかったので、もやもやしていました。
そこで、今回はこれ以上大学院進学で悩む人がいなくなるように、
- そもそも大学院とはどういうところか
- 大学院へ行くとどんなメリットがあるのか
- 研究室訪問はどうやったらいいのか
- 大学院入試の勉強はどうすればいいのか
など、大学院進学に関する情報全てをまとめていきたいと思います!
現段階では、まとめきれていないところもあるので、順次更新していきます!
大学院とはどういうところ?
大学院とは目的にもよりますが、大学院には次のような人が一緒に研究しています。
- 自分の興味のある分野を人生かけて研究し続けたい人
- 企業の研究職や技術職、専門職などの大学院を卒業する必要がある仕事に就きたい人
- 大学院卒という学歴と経験が欲しい人
- まだ働きたくない人
いろんな目的がある人がいるため、研究室によってそのモチベーションが違います。
- 有名な大学だからといって研究を真面目にやってるとは限らない
- 大学名はそこそこだけど、研究は世界最先端クラス
- 研究室としてはそこまでだけど、コネがすごくて一流企業に就職できる
大学院の良し悪しは大学のように偏差値で決まるものではなく、自分の価値観や目的に合った研究室選びで決まります。
そのため、大学院ではオープンキャンパスの代わりに研究室を訪問して、進学先を探していきます。
大学院進学の流れ
大学院進学には、「内部進学」と「外部進学」の2種類の進学方法があります。
- 内部進学(同じ大学内で進学すること)
例:東京大学 → 東京大学大学院 - 外部進学(別の大学院に進学すること)
例:大阪大学 → 東京大学大学院
内部進学と外部進学では院試までのスケジュールが異なり、外部進学を目指す人の方が忙しくなるので注意してください。
大学から大学院へ進学するより詳しい流れは、こちらの記事で紹介しています。
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大学院進学にかかる学費
大学院への進学はもちろん学費がかかります。進学先や修士課程、博士課程によって金額が変わりますが、おおよそ次の費用がかかります。
- 修士課程まで(2年)
国公立:135万3600円
私立:187万5620円 - 博士課程まで(5年)
国公立:296万1000円
私立:385万5590円
大学よりは安くなりますが、大金には違いないのでしっかり進学先を考えていきましょう。
学費や奨学金については、以下の記事で詳しく解説しています!
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大学院生の生活
大学院生活は研究室によって、忙しさやルールが大きく変わります。
以下の記事では、私が大学院生だった頃の生活を簡単にまとめてみました。
学内でもブラックで有名な研究室だったので、ブラックでもこんな感じなのかと思ってください…!
大学院の選び方
大学院選びは将来を左右する大事なことです。
大学院に進学する目的は人それぞれなので、どういう基準で選べばいいのかまとめました。
研究室訪問について
研究室訪問は内部進学の方で、同じ研究室に進学するのであれば、必要ありません。
しかし、外部進学を考えている方は必ずしておいた方がいいです!
研究室選びを間違えると、最悪の2年間が始まって途中で辞めてしまう人も…。
私の大学院では卒業時には3割ぐらいの人が、休学・退学・留年になっていました。
特に、研究室の教授との関係が悪いと本当に悲しいことになってしまいます。
一方で自分にぴったりな研究室に行けると、成果も出て力も身について、就職も上手く行くのでとても有意義な生活ができます!
そのため、研究室はしっかりと選びましょう。
研究室訪問の仕方
研究室訪問をする時は、調べたりメールでアポを取ったりして、色々と準備が必要になります。
- 行きたい研究室を調べる
- 先生にアポを取る
- 研究室訪問をする
- 必要な情報を先生や学生に聞いて集める
でも、大学生活でこのように他の大学や研究室に訪れる経験なんてしないので、どうすればいいのか分からないことが多いと思います。
そんな方へ向けて、私の経験を紹介しています。
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研究室訪問のアポイントの取り方
研究室訪問は大学が用意している大学院入試説明会だけでなく、自分でアポイントメントをとって行くことをおすすめします。
個人で研究室へ訪問することで、学生にも話を聞くことができ、具体的な研究室生活のイメージが膨らみます。
研究室訪問の時にした方がいい質問
研究室訪問では、気になることはなんでも質問していいです!
しかし、いざ質問を考えた時に何を聞けばいいのか分からなくなることもあるかもしれません。
そんな方に向けて、おすすめの質問集を用意しました。参考になれば嬉しいです。
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大学院入試の対策
大学院進学のためには大学院入試(院試)を受けなければいけません。
内部進学がほとんどの大学では、院試はあってないようなところもありますが、
旧帝大学クラスの大学院を目指すとなると、勉強なしでは普通に落ちてしまいます。
外部進学を考えている方は、余裕を持って院試勉強をしておきましょう。
院試の勉強方法
私が大学院入試で行っていた勉強方法について紹介します。
みんながいつ頃から勉強するのかは、こちらにまとめています。
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院試勉強はいつから?内部と外部の違いや合格したスケジュールを解説!
参考書の選び方
大学院入試では、高校や大学入試ほど参考書が揃っておらず、これを勉強すればいい!ということがわかりづらいです。
参考書選びはこちらの記事を参考にしてください。
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【大学院入試】合格するための参考書の選び方【勉強法】
おすすめのノートの取り方
これは科目によっては全く参考になりませんが、私がしていたノートの取り方を紹介します。
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【勉強法】最高のノートのまとめ方【メモリーツリー】
英語対策
大学院入試は多くの場合、専門科目+英語になります。
英語は時間がかかるので、大学3回生から準備をするぐらいの気持ちでいましょう。
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専門科目対策
TOEICやTOEFLの点数はできれば早めにとっておき、専門科目対策に時間をかけたいです。
専門科目の勉強も参考書選びを間違えると、「かけた時間の割に成長を感じられない…」といったことも起こるので、院試経験者の方に聞いた方がいいです。
当サイトのライター陣が使っていた参考書と勉強方法の記事を以下にご紹介します。参考になれば嬉しいです。
化学系
志望動機の書き方
志望動機ってすごく苦手なんですよね…。
研究室訪問の時にこれだ!っていう理由が見つかればいいですが、悩んでしまう方も多いはず。
そんな私と同じ方は、ぜひこちらの記事を参考にしてください。
大学院は人生を研究だけに注げる時間
社会人になると、何かに没頭するのが難しくなります。
パートナーや子供ができたり、将来や健康のことを考えたり。
大学院ではやるべきことが研究しかないので、寝ても覚めても研究のことだけを考え続けてもいい場所です。
1つのことに没頭することができます。
卒業して思うんですけど、大学院の生活は自分のやりたい研究をしている人には最高の時間でした。
そんな時間が過ごせるように、大学院選びは慎重に行ってくださいね!